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水谷銀山川前坑 [鉱物 (新発田市・水谷銀山)]

26日も引き続き水谷銀山(新発田市)探検へ。
日本金山誌に記載のあった坑口で、まだ行ったことのなかったそれが2箇所あることがわかりました。
うち1箇所は昨日発見したので(上谷坑)、今日は残りの一つを探します。

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最初、水谷林道を終点まで歩いてみました。
坑口探しとは関係なく、どこまで延長されているか確認するためです。
水谷林道は入り口にゲートがあり、一般車は入れないのでそこから歩きます。
ゲートの前に、”災害のため通行止め”と書かれた標識が立っていたのですが、途中大きくワダチ部分がえぐれ、路肩が一部崩落している箇所もあり、この林道にも8月の豪雨の爪痕は残っていました。
徒歩だと問題ないですが、この林道もトラックが通れるようになるまではかなり復旧に時間がかかるでしょう。
林道終点から道幅は細くなるものの、さらに林道は伸びており、180m先まで行けました。
そこから先も踏み跡が付いているようで、どこまで続いているのか見当がつきませんでした。

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水谷沢中流部の風景。
下流部は単なる広い河原といった風情で面白みがありませんが、この辺まで来ると渓流っぽくなります。

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黒い岩場が左岸に現れます。
ひんやりした空気に変わりました。

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そして大きな坑口が左岸に現れました。
昨日の坑口探しは手間取ったけど、今日は全く迷うことなく坑口まで一直線。
地図の読みが当たった。
この坑口もかなり大きいです。

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半分くらい冠水していますが、水深は10cmくらいしかなさそう。
天井も低めなので屈まなければなりませんが、なんとか進めそうです。
この坑道は長そう、と直感。

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結局、30~35mくらいあったでしょうか。
しゃがみながら少しづつ歩を進め、少し天井が高いところは立ち上がってかがんで歩きましたが、20mでギブアップ。
腰が辛くなったので、そこからの撮影になります。
この先はやや水深が増しているようで、15~20cmはありそう。
上谷坑と違って壁に石英脈が走っている箇所はなかったけど、地質は似ていると思いました。
ちなみに、日本金山誌にはこの坑口の名前が載っていないので、便宜上”川前坑”と名付けました。
文字通り、坑口が川に面しているからです。

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帰りに、水谷沢左岸に出会う2本の枝沢を歩いてみました。
日本金山誌の図だと、ひ押坑道のマークが4箇所書いてあるので、その坑口を探すためです。
結果、一つも見けることは叶わず。
試錐だけに終わった可能性もあり、あまり期待はしていませんでしたが、うち1本の沢で石英をたくさん見かけました。
水谷沢本流筋ではあまり石英を見かけなかったのですが、この沢は多かったです。

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もう16時を回っているので、あまりゆっくりはできなかったのが残念。

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50cmほどの珪石の隙間に、小さいけれど透明な水晶が付いていました。

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この小沢で見られる石英には2つのタイプが有り、一つは暖色の白で、部分的に黄色もしくは橙色の部分が見られるもの。
もう一つは上の写真のように黒と白の縞模様のタイプ。こちらは白の色温度もやや寒色気味。
この写真の石英にもちょっとした隙間に針水晶が数カ所で芽生えていました。
集落跡をもう一度じっくり歩き回ってみたいので、あと1回くらい水谷銀山跡へ来るつもりです。





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