畑鉱山の主坑道発見! [鉱物 (関川村・畑鉱山)]
前回見つけた水晶谷の位置を地形図でつぶさに調べてみたら、すぐ右横にも谷地形があることがわかりました。
柳の下のドジョウを得るべく11月3日、一目散にその斜面を目指しました。
10月15日の記事で、下から2番目にこれと類似の写真を載せました。
今回新たに、周辺の斜面で同様の木組みで作った堰のようなものを2箇所で目撃。
共通しているのは、この上に明確な踏み跡が左右に伸びていること。
そこを辿っていくと、この坑口の下へ出ました。
そうです、これは坑口なのです。
灌木が密生しているので分かりづらいけど、直下の斜面にはズリが拡がっており、上の写真に見られる白い支保工(立木ではありません)が、6m程離れた右端の茂みの背後にもう1本立っているのです。
坑口は茂みでよくわからないのですが、岩を積み重ねて塞いであるようでした。
ここから右斜め上の斜面上部に、本能的に怪しさを感じたのでさらに登っていきました。
基本的に坑口探しより、谷でのチビ水晶脈探しが目的だったので、道中斜面にところどころ点在している岩を調べながらゆっくり登攀。
今回捜索したエリアは前回のエリアに比べると転石も少なく、チビ水晶付きの岩石もなかなか見られませんでした。
それでもこの辺りで、少ないながらも脈が集中していることに気付きました。
この辺では典型的なパターンです。
窪みには、小さいながらもシャープな佇まいの水晶が成長しています。
さらにはこんな石も。
幅40cmぐらいでしょうか。
たくさん開いている小さな穴の1/3に、チビ水晶が生えています。
かぐや姫水晶のバリエーションでしょうか。
これで水晶に色が付いていたら、もう一回り水晶が大きかったら・・・
見るだけに留めましたけど。
そして、目星を付けた斜面の上には風格ある坑口が待ち構えていたのでした。
これは大きい・・・
(古い資料には大盛坑や大切坑の固有名詞が出てきますが、それのどちらかだと思います。)
入ってすぐの坑道内部。
支保工の残骸が転がっています。
この先にはトロッコのレールの廃材(長さ4mくらい)がまとめて横たわっていました。
既に30mは歩いてきています。
まだまだ先があるようです。
途中から青緑色がかった粘土が足にまとわりつくようになり、歩きにくくなりました。
かなり水分を含んだ粘土の厚さは3~5cmくらいでしょうか。
流紋岩が風化して粘土化したものだと思います。
森のくまさんの足跡。
冬眠用にもこの洞窟は理想的かも。
気配がなかったので、さらに先へ進みます。
やっと終点が見えてきました。
ここまで長さ70~80mくらい。
ここから水が15cmほど冠水しているようで、その先の粘土地帯もさらに堆積が厚そうなので、ここから先には行きませんでした。
左側の斜面。
枝坑道があったのではないでしょうか。
最奥部をクローズアップ。
左側の流出してきた土砂の先には、やはり坑道が伸びている可能性があるのであと3m進んでみたかったけど、これ以上泥にまみれたくないので自重しました。
進行方向は十中八九まだ先があるものと思われます。
自然に崩れてきたものか、人の手によって坑道を埋めたものかわかりませんが、どちらかというと後者のような感じがしました。
坑口を出てからさらに斜面を上へ。
あと150~160mくらい東へトラバースしていくと、もう一つの怪しい地形に出るのですが(さっきの主坑道の伸びている方向を考慮すると、そこに坑口があるとしたら中でつながっている可能性もある)、それは来春の宿題にします。
補足:昭和22年版の国土地理院地形図(1/50,000)小国に、畑集落が記載されています。
さらには鉱山マークも付いているのですが、その場所がまさに今回発見した大きな方の坑口の場所とほぼ一致することを発見しました。
なるほどね。
柳の下のドジョウを得るべく11月3日、一目散にその斜面を目指しました。
10月15日の記事で、下から2番目にこれと類似の写真を載せました。
今回新たに、周辺の斜面で同様の木組みで作った堰のようなものを2箇所で目撃。
共通しているのは、この上に明確な踏み跡が左右に伸びていること。
そこを辿っていくと、この坑口の下へ出ました。
そうです、これは坑口なのです。
灌木が密生しているので分かりづらいけど、直下の斜面にはズリが拡がっており、上の写真に見られる白い支保工(立木ではありません)が、6m程離れた右端の茂みの背後にもう1本立っているのです。
坑口は茂みでよくわからないのですが、岩を積み重ねて塞いであるようでした。
ここから右斜め上の斜面上部に、本能的に怪しさを感じたのでさらに登っていきました。
基本的に坑口探しより、谷でのチビ水晶脈探しが目的だったので、道中斜面にところどころ点在している岩を調べながらゆっくり登攀。
今回捜索したエリアは前回のエリアに比べると転石も少なく、チビ水晶付きの岩石もなかなか見られませんでした。
それでもこの辺りで、少ないながらも脈が集中していることに気付きました。
この辺では典型的なパターンです。
窪みには、小さいながらもシャープな佇まいの水晶が成長しています。
さらにはこんな石も。
幅40cmぐらいでしょうか。
たくさん開いている小さな穴の1/3に、チビ水晶が生えています。
かぐや姫水晶のバリエーションでしょうか。
これで水晶に色が付いていたら、もう一回り水晶が大きかったら・・・
見るだけに留めましたけど。
そして、目星を付けた斜面の上には風格ある坑口が待ち構えていたのでした。
これは大きい・・・
(古い資料には大盛坑や大切坑の固有名詞が出てきますが、それのどちらかだと思います。)
入ってすぐの坑道内部。
支保工の残骸が転がっています。
この先にはトロッコのレールの廃材(長さ4mくらい)がまとめて横たわっていました。
既に30mは歩いてきています。
まだまだ先があるようです。
途中から青緑色がかった粘土が足にまとわりつくようになり、歩きにくくなりました。
かなり水分を含んだ粘土の厚さは3~5cmくらいでしょうか。
流紋岩が風化して粘土化したものだと思います。
森のくまさんの足跡。
冬眠用にもこの洞窟は理想的かも。
気配がなかったので、さらに先へ進みます。
やっと終点が見えてきました。
ここまで長さ70~80mくらい。
ここから水が15cmほど冠水しているようで、その先の粘土地帯もさらに堆積が厚そうなので、ここから先には行きませんでした。
左側の斜面。
枝坑道があったのではないでしょうか。
最奥部をクローズアップ。
左側の流出してきた土砂の先には、やはり坑道が伸びている可能性があるのであと3m進んでみたかったけど、これ以上泥にまみれたくないので自重しました。
進行方向は十中八九まだ先があるものと思われます。
自然に崩れてきたものか、人の手によって坑道を埋めたものかわかりませんが、どちらかというと後者のような感じがしました。
坑口を出てからさらに斜面を上へ。
あと150~160mくらい東へトラバースしていくと、もう一つの怪しい地形に出るのですが(さっきの主坑道の伸びている方向を考慮すると、そこに坑口があるとしたら中でつながっている可能性もある)、それは来春の宿題にします。
補足:昭和22年版の国土地理院地形図(1/50,000)小国に、畑集落が記載されています。
さらには鉱山マークも付いているのですが、その場所がまさに今回発見した大きな方の坑口の場所とほぼ一致することを発見しました。
なるほどね。
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