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犬牙状方解石を愛でる [鉱物 (村上市)]

県北の磯の一角に、犬牙状方解石を多産するエリアがあります。
9月1日、2年ぶりくらいに犬牙状方解石を探しに行ってきました。

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波が非常に荒く、あと少しで一発大波を被るところでした。
危ない危ない。

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水晶は混じっていないと思います。全部方解石の結晶です。

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なぜこの岩場にだけ、こんなに犬牙状の立派な方解石が自生するのかフシギ・・・
長さは1~2cmが主体ですが、大きいものになると3~4cmの結晶も見られます。

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右横にも、この下側にもビッシリと方解石が付いていました。

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奥の結晶は4cmクラス。

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水晶はおろか、石英でさえもほとんど見かけないのですが、この日は運良く手の平サイズの水晶クラスターを2つ見つけることができました。
結晶の輝きが非常に強く、例えて言うなら下越の他の産地の水晶クラスターより、こちらの水晶はモース硬度がワンランク上に思えるような、そんなイメージ。

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この場所で初めて孔雀石を発見。
他にも3つほど見つけました、どれも並品ですが。

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この産地の方解石は例外なく表面が汚れているものばかり。
アルカリ性の洗浄液に漬けたらどの程度汚れが落ちてくれるだろう?
ぜひ実験してみたいところですが、母岩がどれも鬼のように固く、1kg未満のハンマーではまったくもって役不足。
ということで、今年も見るだけに留めました。



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