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珪灰石の魅力 [鉱物(新潟市中央区)]

9日、おそらく今日が最後の夏日になるのでは?
新潟市の日和山海岸でゆく夏を惜しみつつ、汗だくになりながら石友3人と捨て石地帯を探索してみました。

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昔と違ってもう良品は出そうにないのだけど、飴色をした方解石の大きな岩がゴロゴロしている場所を発見。
それを知人が4分割してくれ、うち1個をもらいました。
それがこの石。

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この手の方解石を産する場所は下越に複数箇所ありますが、どれもこのように強蛍光します。
うっかりするとすぐ白飛びしてしまうので、やや暗めに撮りました。

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2年ぶりくらいに訪れた場所なのだけど、特に成果はなし。
しかしながら、唯一持ち帰った写真の珪岩(質量2.7kg)がユニークな蛍光を示してくれました。

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右側の部分が赤っぽいピンクとオレンジに蛍光しているのです。

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別角度からアップで撮り直し。
赤っぽい蛍光はマンガン方解石はじめいくつか候補があり、特に珍しくはないのだけど、これだけ広い範囲が濃いオレンジ色に発色した石は初めて見ました。

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この石の反対側です。
イエローに近い茶色に発色している部分が珪灰石。
あとの青白い蛍光は疑似蛍光が多いと思うのですが、詳細は不明。

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レンズを近づけてみました。
短波(260~275nm)のライトでしたら、もっと記憶色にあるイエローそのものに発色するはず。

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ついでに、3年前にこの場所で拾ってきた珪灰石にも改めて365nmのUVライトを照射してみました。
ピンクの部分はマンガン方解石です。
この石の珪灰石部分は、今日持ち帰った石よりイエローっぽく発色するようです。




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