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UVライトの話 [鉱物・パワーストーン全般]

UVライトについて、最近わかったことも含めて書いてみます。
過去395nm、375nmを使ってきて、ある日365nmのライトを入手しました。
あまりに蛍光の具合が違うので、以後長波に関しては365nmのライトのみを使っています。
この波長のライトではH2Tが定番ですが、電池抜きで12,000円ほどするので、次に安いJAXMANの機種を買ったのが4年ほど前のこと。先日久々に現在マーケットに出回っているUVライトについて情報をアップデートすると共に、3本新たに試し買いしてみました。
結果、日亜化学の365nmのLEDの採用を明記した機種以外は、一部の例外を除き365nmを謳った製品であっても看板に偽りありの商品ばかりでした。
最初に例外を列挙すると、全て入手して確かめたわけではないけど、まず間違いなく365nm出ているであろうと推測される製品は次の通り。

①LUMITOP ブラックライト (365nm、出力3W、14500充電池付属)
②Olight  Seeker 4 Mini EDCライト + UVライト

もっとあるけど、以下省略。
さて、日亜化学のLED(NCSU276A 365nm)について、なぜ信頼置けるのかを確証した記事を見つけましたのでリンクを貼っておきます。
一時的なメーカーの在庫切れだと思うのだけど、現在JAXMANのU1Cは品切れになっているショップがほとんどなので、友人に購入を頼まれたせいもあり、代替品を探してみました。
すると、どちらもどちらかのOEMだと思うのですが、はっきり日亜のNCSU276A 365nmを採用していると商品説明に明記してある製品を2つ見つけました。
しかも値段が安い。
18650の電池と充電器込みで3000~5000円くらいで買えるのです。
実際1本買ってみたのですが、ぼくのJAXMANと蛍光の仕方、光の強さなど全てが一緒だったので、追加でもう1本買ったくらい(大人の事情で機種名は伏せさせて頂きます)。

さて、①は自分用(沢登りや登山を伴う、ハードな石活用)に購入してみました。
JAXMANは電池込みで120gあるのですが、こちらは14500という単三電池規格のリチウム充電池込みで約45g。少しでも荷物の軽量化を図りたいので、山専用のUVライトとして買ってみました。
結果、限りなく日亜版のJAXMANと蛍光強度が同じで、大満足。
ただし、ボディーの発熱はかなりありますが、アウトドアでは長時間使うことはないため、これくらいは許容範囲。
重箱の隅をつつけば、例えば次の写真でイエローの彩度がほんのわずかに弱く、色相も2~3%違いがあるけど、これも許容範囲。
単三電池と同じサイズの14500電池を採用しているので、もちろん単三電池でも使えます。
ちなみに、Lumitopではこの14500電池を使った普通のフラッシュライトも発売しているのですが、その商品紹介のページに14500を使った時と単三電池を使った時のルーメン数の違いについて明記してありました。
前者使用時は600lm、後者使用時は220lmと約3倍も光量が違うのです。
ミネラルマルシェや巷の鉱物&パワーストーンショップへ行くと長波のUVライトが販売されていますが、たいていは乾電池駆動の機種。
しかも395や375nmの製品もあり、それらはほとんどがバッタモノ。
365nmを謳った機種も2年くらい前から見かけるようになりましたが、どれも怪しい製品ばかり。
鉱物ファンこそ本物志向にこだわってもらいたいのですが・・・
蛍光を発するか否かのチェック用でしたら乾電池駆動のものでも差し支えありませんが、ぼくのように蛍光現象を愛でる、鑑賞するのが楽しみで、そのツールとしてUVライトを買おうと思っている人には是非18650や14500のリチウム充電池を使う機種をお勧めするものです。

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7日、今日も今日とて海岸の護岸地帯で鉱物ウォーキング。
最近珪灰石の蛍光に魅せられたので、より色鮮やかに蛍光しそうな石を1個だけ持ち帰りました。
これも割ったものの片割れ。
硬くて割るのは一苦労だけど、割って新鮮な断面を露出させないとなかなか思ったような蛍光現象は見せてくれません。

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JAXMANのUVライトを照射してみました。
短波(280nm前後)で色の濃いイエローに蛍光することで知られる珪灰石ですが、長波でここまでレモンイエローに近い黄色に蛍光したのは初めて。
しかも全面的に蛍光しています。
これだから蛍光遊びはやめられない。

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試しに、届いたばかりのLumitopのUVライトでも試してみました。
シャッタースピードは全く同じではありませんが、イエローの蛍光がほんの少しくすんだ色合いになっていることがわかります。
でも悪くない。
この機種はライトの強度をHighとLow2段階にボタン半押しで調整することができるのだけど、Highにした場合の光量はJAXMAN比マイナス10%くらいでしょうか。
予想以上に差は少なかったです。

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いったん電池を出さないといけないけど、充電はUSB-C規格なので便利。
ただし、充電用のコードは付属していなかったです(普通の人は持っているだろうから、省略したのでしょう)。







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