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ヒメボタル 2022 (下越) ブログトップ
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やはりこの森はすごかった [ヒメボタル 2022 (下越)]

28日、26日に初めて訪れたヒメボタルが生息する森を再訪しました。
新たな生息地を発見したのはうれしいのですが、その代わり今年はヒメボタルの大規模な生息地が1ヶ所ほぼ全滅しました。
昨年6月26日の記事の場所です。
それまでにも何度かヒメボタルを見に行ってる場所で、500mほどの林道沿いの林に広くヒメボタルが生息していたんです。
そこが大々的に昨年夏から今年にかけて杉林が伐採されてしまい、6月は計4回も夜立ち寄ってみたのですが、ほぼ全滅していることが確定。
そういうこともあるので、新たな生息地の発見は率直にうれしかったです。

EOSR1409.jpg

明るさが残っているうちに写した前撮り画像。
昨日の記事でも書きましたが、どちらかというとヒメボタルの光だけで構成された写真の方が好きなので、前撮り画像を別に掲載することにしました。

EOSR1409_1631stP.jpg

撮影開始19時54分、終了21時39分。

光り始めはなんと19時52分。
2台のカメラをいずれも1時間半ほど放置したのですが、21時過ぎるとかなり減ってきました。
26日に来た時は到着時が21時20分頃だったので厳密な比較にはならないのですが、標高から判断してもおそらくピークは25~26日だったのだと思います。
数は確実に減少傾向にあるようでした。
撮影中森のあちこちを歩きましたが、やはり万遍なく生息していると思われました。

IMGR7709_12chijo.jpg

最初の写真は林道の分岐点からほんの10mほど入った辺りを写したものですが、こちらは別な林道を70mほど入った辺りを写してみました。
前回の写真で写した林道と同じ林道です。
その奥の方で激しくチカチカしていたので、そこへカメラを設置。

IMGR7709_7943stP.jpg

撮影開始20時20分、終了21時29分。

やはりこちらの林はすごかった。
ゲンジも混じっての乱舞。
実はレンズキャップをしたまま写し始めてしまい、それに気付いたのが15分後のこと。
20時台前半は非常に活発に飛び回っていたので、実際にはもっと多くの光跡が写っていたはずなのです。
それにしても、これらのゲンジはどこから?
入口付近を流れる川からやってきたのだろうか?
ホタルの世界は本当に神秘的です。





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今年初の乱舞 (ヒメボタル編) [ヒメボタル 2022 (下越)]

つい先日の猛烈な雷雨で、我が家の前の道路が冠水しました。
過去30年間で初めてのこと。
1時間ほどで水は引いたし、車庫や家屋は一段高いところにあるので被害はなかったけれどさすがに肝を冷やしました。
しかし、落雷によりルーターが故障してしまい、ネットが繋がらなくなりました。
我が家はau光なのですが、専用のONUが必要なので、早速サポートに電話して代替品を送ってもらうことに。
金曜までには着くとのことでしたが、予定より早く本日(29日)到着。
ありがたや~。
ネットがいかに日々の生活に浸透しているか、改めて実感した次第。
ということで、前日に遡って投稿します。

ところで、毎日のようにヒメボタルの新たな生息地を探しているのだけど、3日連続で坊主。
1~2匹だったらいたりするのだけど、まとまった数が生息している場所を見つけるのはなかなか難しいです。
そんな中、26日とうとう素晴らしい場所を発見。
そこは当日の夕方初めて下見した場所なのですが、その日は予め行くと決めていた本命ポイントをまずは訪問。
その本命ポイント、最近5年間で6月26日~7月5日の間に乱舞を見ているのでそろそろいいかなと思って行ってみたのですが、森は沈黙を保っていました。
木が新たに伐採されているわけでもないし、全く理由がわかりません。
それで、次に訪れた場所がこの日初めて下見した次の場所。

IMGR7507.jpg

森の入口に山の神の祠がありました。
古い林道が森の中で3方向に分岐しており、いずれもいい感じ。

IMGR7500.jpg

下見の時に写した写真です。
竹林と杉林、一部の広葉樹林が混在しています。
森の入口を三面護岸化された小さな川が流れているのだけど、そこからしてゲンジがたくさん飛んでいました(次の写真)。

EOSR1322_69p.jpg

撮影開始21時28分、終了21時45分。

足元を左右に川が流れています。
背後は杉林と竹やぶとなっており、ヒメボタルが結構行き交っていました。
ただ、近くの集落の外灯や家の玄関灯がこの辺まで届くので、半月以上の月明かりがある時と同じように絵作りは難しいです。

IMGR7601_7707p.jpg

撮影開始21時25分、終了22時12分。

1台のカメラは森の入口に、もう1台のカメラは森の中ほどの林道(2枚めの写真の林道)に設置。
取り敢えず森の入口にカメラを設置し、そこから上り坂の林道を100mくらい歩くと林道の分岐点に出ます。
車は入口の広場に停め、そこから森の核心部へ歩いていったわけですが、我が目を疑いました。
森のあちこちで金色の光が点滅しているのです。
前撮りしていないので、分岐点から20mほど歩いたところでもう1台のカメラを設置したのですが、前述したように、下見した時に写した林道と同じ林道であることがわかったので、参考までに下見時の写真も載せておきました。
個人的には、ヒメボタルに関しては前撮り画像なしの写真の方が好きなんです。
前撮りするにしても、ギリギリ地形がわかるぐらいの、最小限のコンポジットでいいかなと思っています。
22時を過ぎるとやや森は静かになりましたが、森の面積は広く、そのあちこちで万遍なく光っていたので、もしかすると凄い場所かもしれません。
明日もまた来てみようと思います。


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思い切り間伐された林だけど・・・ [ヒメボタル 2022 (下越)]

23日夕方、地図に載っていない古びた林道を発見しました。
道路が荒れる手前に車を停め、200mくらい歩いたでしょうか。
今は完全に廃道となっている林道(というより登山道という方が近い)は二手に分かれ、そこに木製の鳥居が立っていたのです。

EOSR0896.jpg

思わず、うわ~と声が出ました。
圧倒的な存在感。
この林道の下手の方はそうでもないのですが、地図に載っていない部分に入ると、辺りは一気に原生林っぽい風景に変わります。
これはいそう・・・
計画を変更してこのままここで待機、撮影に入りました。
標高がややあるので、いるにしてもまだ早いかなと思ったのですが、やはり早かったです。
姿を見ることはできず、他の新規開拓しようとしているポイントの巡回に出掛けました。
しかしながら、それらのポイントでもまだヒメボタルの姿を見ることはできず、最後にヒメボタル発生のベンチマークにしている別なポイント、3箇所の内の一つ、へ立ち寄りました。
そこは以前は最高の撮影スポットだったけど、何年か前間伐されてしまって数が半減、以来立ち寄ることはあってもそこでカメラを構えることはなくなっていました。
そんな場所なのですが、おととしあたりに比べると、確実に数が増えてきている気がしました。
時刻はとうに22時を過ぎているのに、これはすごいかも。

EOSR0904_0954p.jpg

撮影開始22時38分、終了23時5分

ここは林の奥の方で、比較的伐採があまりされなかったエリア。
もっと入口のスカスカの林内でもそこそこ光っていたので、確実に復活の兆しが出ているのだと確信しました。
地形的に月明かりはダイレクトに飛び込んでくるので新月期限定のポイントだけど、この復活はちょっと嬉しいかも。



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妖精たちの宴を覗いてきました [ヒメボタル 2022 (下越)]

22日、14日の記事に書いたうちの、ある神域へ行ってみました。
昨日最初に訪れた場所とは違う場所。
標高からして、2~3日後に出てくるんじゃないかなあと思ったけど、行ってみずにはいられなかった。
で、やはりそこでは姿を見ることはできませんでした。
8時15分、早々に見切りを付け、昨日の記事の場所~小屋の廃墟のある草むら~へ移動。

EOSR0714_0730pp.jpg

撮影開始21時10分、終了21時17分。

ところが姿が見えません。
しかし、周囲の林で1~2匹あちこちで飛んでいるようです。
この場所を中心に、縦横無尽に林道や農道が走っているので、半径100mの範囲を歩き回りながらヒメボタルの生息状況を調べました。
上の写真は、そんな林道の一部。
このあたりは現在進行形で間伐が行われており、この写真でも道端に切り出した丸太が積まれているのがおわかり頂けるかと思います。
かなり派手?に伐採されているので気をもみましたが、絶滅はしていないようです。
しかし、この前に立ち寄ったベンチマークとしている竹林では、この日もヒメボタルの姿は皆無でした。
(やはり隣接する杉林が間伐されている。)

EOSR0731_0739p.jpg

撮影開始21時18分、終了21時22分。

昨日の小屋、というか、妖精が住むお屋敷です。
たまにヒメボタルが回遊してくるようになりました。
でもよくよく観察してみると、昨日はほとんど姿が見られなかった背後の杉林のあちこちでピカピカしているようです。

EOSR0740_0777p.jpg

撮影開始21時24分、終了21時44分。

20分ほど放置してみたら、結構多くの軌跡が写り込んでくれました。
ゲンジも混じっています。
しかしながら、構図がイマイチ。
杉林の上部で空が入ってしまっています。
構図を決める時はわからなかったけど、これはあまり美しくありません。

EOSR0780_0783p.jpg

撮影開始21時48分、終了21時50分。

再び林道を奥の方まで歩いてみました。
奥へ行くほど数は少なかったです。

EOSR0785_0821pp.jpg

撮影開始21時52分、終了22時10分。

林道を戻り、前衛の林にカメラを向けてみました。
なんだかんだ言って、この日は21時~22時ジャストまでが最も活性度が高かったように思います。
オープンスペースにも周遊しに来てくれたし、こういう経験は初めてだったのでちょっと感動。
そして、暗闇の中をこれだけヘッドライトを使わずに歩き回ったことも初めてでした。
半分はオープンスペースが占めるので、完全な暗闇にはならないのです。
といっても一般的な通念からすると真っ暗闇ということになるかもしれませんが、30分もライトを使わずにうろちょろしていると五感が研ぎ澄まされ、夜目が効くようになります。
この日はその感覚がある一線を超えました。

EOSR0833_0891p.jpg

撮影開始22時21分、終了22時44分。

ここもオープンスペースの一角。
右側には池があります。
従って時々ゲンジが回遊してくるけど、奥の林からたまにヒメボタルもオープンスペースに出てきます。
21時台にはもっと頻繁にヒメボタルがこのオープンスペースを行ったり来たりしていたけど、22時を過ぎると周辺の林の中も含めて一気に静かになりました。
宴は終わったようです。
まだごく狭い範囲でちまちまと飲み直し?をやっている個体もいましたが、カメラマンの体力も尽きたので今日はこの辺でお開きです。

撮影データ:EOS R + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM (1.6倍クロップ)
ISO5000~6400、F2.0、シャッタースピード20~25秒

撮影Tips: 開放F値が2.8より明るいレンズだと、F2を使えば特に前撮りはしなくても大丈夫。
もちろんカメラの性能にもよりますが、ISO6400、F2、30秒で十分背景も写ります(ただし、空が見えない林の中は除く)。
ピント合わせは今回無限遠一択です。



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夏至の日の奇跡 [ヒメボタル 2022 (下越)]

21日は夏至でした。
夏至は妖精世界への入り口。
妖精がぼくたちの世界に入り、ぼくたちが妖精の世界に入ります。
つまり、妖精や精霊たちとつながるまたとないチャンスなのです。
この日は他の次元や異世界へのポータルが開くので、いともたやすくそういった世界へ入ることができます。

21日、最初は14日の記事で取り上げた場所で、最も標高の低い神域へ行ってみたのですが、ヒメボタルの数はゼロでした。
新規の場所なのですが、おそらくまだ数日早いのかなと思います。
しかしながら、神域の入り口の田んぼがものすごいことになっており、そちらの写真を写しました。

EOSR0577_0612p.jpg

EOS R + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM (1.6倍クロップ・共通)

撮影開始20時25分、終了20時37分。
どこもかしこもゲンジが乱舞しています。
県北は探せばこのような場所はいくらでもありそうです。

このあと、ヒメボタル発生のもうひとつのベンチマークにしている林へ立ち寄ったのですが、そちらでは2~3匹のヒメボタルを見ることができました。
何年か前に間伐の憂き目にあい、多くはいないものの毎年必ず姿を見せてくれます。
さらにもう一箇所、20日の記事の場所へ立ち寄ったのだけど、ここでは残念ながらこの日もヒメボタルの姿を見ること叶わず。
ここも前後の林が昨年夏から今年の春にかけて大規模な間伐が行われており、その影響もあるのかもしれないけど。
しかし、この竹林のもっと手前、人家側の林で2~3匹目撃しました。
その周辺の林道をあちこち歩き回ったら、思い切りまばらではあるけど、ヒメボタルがまったりと飛んでいるのを複数箇所で見ることができました。
ただし視界に入るのはせいぜい1~2匹。
カメラを構えている間にどこかへ飛んでいってしまったりで(ヒメボタルあるあるですね)、なかなか写真が撮れません。
そんな状況の中、1匹のヒメボタルを追っかけていったら小さな広場へ出ました。
20m四方の狭い広場で、暗闇の中よく目を凝らすと中央に廃墟と化した小さな小屋が立っています。
そんな草茫々の広場にはもう一匹のヒメボタルがいて、それから10分くらいの間、この2匹はこの広場内を飛び回っていたのでした。
この小屋が彼女たちのお屋敷?なのですね。
途中からもう一匹のヒメボタルが加わったけど、常時視界に入るのは1~2匹が基本。

EOSR0669_0702P.jpg

撮影開始22時35分、終了22時50分。
ちょっと離れたところからずっと眺めていたけど、何度もカメラのすぐ手前を周遊してくれたし、じっくりヒメボタルの生態を観察することができました。
異世界への扉は確かに開かれたようです。






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