水晶の宝庫とされる山へ [鉱物 (阿賀町)]
昨年から、七十代前半でいらっしゃる鉱物の大先輩のお二方と親しくお付き合いさせてもらっています。
そのKさん情報として、阿賀町のMt.Yが水晶の宝庫であるとの地元の古老情報?を入手。
その山麓を流れる沢は一昨年から何度か遡行経験があり、確かに水晶というか玉髄脈が出まくりなので”やっぱり”という感じ。
山頂まで登ったことはなく、特に山頂までの登山道もないのですが、山麓はそれほどヤブも深くないですし、今の時期だったら斜面を好きに歩いていけるのではないかと。
一口に水晶と言っても、産状や形状のバリエーションが豊富にあるので、もっと具体的な話を聞きたいところです。
結論から言うと、厳密には玉髄(カルセドニー)の宝庫でした。
山頂付近には3m前後の大きな岩が連なっているのですが、そこには大した結晶は付いておらず、最も脈が現れていたのは山の7~8合目の斜面でした。
特に、五頭山麓の馴染みの山域もそうなのですが、沢筋に良品が埋もれていることが多いです。
写真の沢は夏場には水が枯れてしまうであろうしょぼい流れなのですが、ちょっとした落ち込みのところに、この日見た中でも最も錐面が大きい、列記とした水晶が顔を出していました。
横幅6~7cmくらいでしょうか。
水垢を落とせば、かなりきれいな結晶となるはず。
もう少し斜面を上がると、沢がほとんど終わりかけた辺りからズリのような20~30cmくらいの石が落ち葉の下に埋もれている広大な斜面に出ました。
その辺りから、次から次へと樹齢300年以上は経過していそうな杉の巨木が現れだし、目を見張りました。
それら膨大なズリ石もどきの石にも半分以上は玉髄が大なり小なり付いており、水晶の宝庫という表現も、水晶の質を問わないのであればあながち誇張とは言えないかも、と思いました。
これは、そんな杉の巨木の根元に同居していた玉髄脈で覆われた岩。
山頂部は灌木が密生しており、山頂から連なる痩せ尾根に出るまで、どこに岩場があるのか全く下からはわかりませんでした。
岩は全て流紋岩。
ところが、なぜか痩せ尾根に林立している岩場には玉髄がほとんど見られません。
灌木が非常にいやらしいため、全体のおそらく1/5しか探索していないのですが、カメラを向けたくなる玉髄は3個ぐらいしかありませんでした。
9合目以上では、次の一つを除いてほとんど良品には出会えませんでした。
流紋岩地帯で見かける、ごく一般的な産状です。
横幅約25cmの玉髄。
このような、錐面や柱面が発達していない玉髄が主流でした。
面積だけだったらかなり大きいのもあるのだけど、やはり結晶面が見られないと面白くないです。
それにしても、斜面のある部分は本当にヤブが薄く、ズリで見られるような石がやたら多く、もしかしたら鉱山でもあったのではと疑ったり。
上の写真ですが、雪のあるところが窪地になっているのです。
この周辺、なんか人工的な匂いがプンプン・・・
あとで調べてみたら、もしかするとN鉱山があった場所かもしれないことがわかりました。
鉛や亜鉛を採掘していた超ローカルな鉱山なのですが、露天掘りで採掘していたそうなので辻褄があいます。
でも、鉛や亜鉛なんてこれっぽっちも見かけなかったのですが・・・
そのKさん情報として、阿賀町のMt.Yが水晶の宝庫であるとの地元の古老情報?を入手。
その山麓を流れる沢は一昨年から何度か遡行経験があり、確かに水晶というか玉髄脈が出まくりなので”やっぱり”という感じ。
山頂まで登ったことはなく、特に山頂までの登山道もないのですが、山麓はそれほどヤブも深くないですし、今の時期だったら斜面を好きに歩いていけるのではないかと。
一口に水晶と言っても、産状や形状のバリエーションが豊富にあるので、もっと具体的な話を聞きたいところです。
結論から言うと、厳密には玉髄(カルセドニー)の宝庫でした。
山頂付近には3m前後の大きな岩が連なっているのですが、そこには大した結晶は付いておらず、最も脈が現れていたのは山の7~8合目の斜面でした。
特に、五頭山麓の馴染みの山域もそうなのですが、沢筋に良品が埋もれていることが多いです。
写真の沢は夏場には水が枯れてしまうであろうしょぼい流れなのですが、ちょっとした落ち込みのところに、この日見た中でも最も錐面が大きい、列記とした水晶が顔を出していました。
横幅6~7cmくらいでしょうか。
水垢を落とせば、かなりきれいな結晶となるはず。
もう少し斜面を上がると、沢がほとんど終わりかけた辺りからズリのような20~30cmくらいの石が落ち葉の下に埋もれている広大な斜面に出ました。
その辺りから、次から次へと樹齢300年以上は経過していそうな杉の巨木が現れだし、目を見張りました。
それら膨大なズリ石もどきの石にも半分以上は玉髄が大なり小なり付いており、水晶の宝庫という表現も、水晶の質を問わないのであればあながち誇張とは言えないかも、と思いました。
これは、そんな杉の巨木の根元に同居していた玉髄脈で覆われた岩。
山頂部は灌木が密生しており、山頂から連なる痩せ尾根に出るまで、どこに岩場があるのか全く下からはわかりませんでした。
岩は全て流紋岩。
ところが、なぜか痩せ尾根に林立している岩場には玉髄がほとんど見られません。
灌木が非常にいやらしいため、全体のおそらく1/5しか探索していないのですが、カメラを向けたくなる玉髄は3個ぐらいしかありませんでした。
9合目以上では、次の一つを除いてほとんど良品には出会えませんでした。
流紋岩地帯で見かける、ごく一般的な産状です。
横幅約25cmの玉髄。
このような、錐面や柱面が発達していない玉髄が主流でした。
面積だけだったらかなり大きいのもあるのだけど、やはり結晶面が見られないと面白くないです。
それにしても、斜面のある部分は本当にヤブが薄く、ズリで見られるような石がやたら多く、もしかしたら鉱山でもあったのではと疑ったり。
上の写真ですが、雪のあるところが窪地になっているのです。
この周辺、なんか人工的な匂いがプンプン・・・
あとで調べてみたら、もしかするとN鉱山があった場所かもしれないことがわかりました。
鉛や亜鉛を採掘していた超ローカルな鉱山なのですが、露天掘りで採掘していたそうなので辻褄があいます。
でも、鉛や亜鉛なんてこれっぽっちも見かけなかったのですが・・・
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