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岩の楽園に遊ぶ [鉱物 (阿賀町)]

昨年来幾度となく探索している、新産地エリアのさらなる奥地へ。

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中間部から上の斜面は、中間部の斜面以上に岩の楽園そのものでした。
奥行き、横幅共にかなりあり、3時間歩き回ったところでほんの一部しか視認できません。
今となっては既に新緑が生い茂り、それほど密なヤブではないものの、おおよその地形を熟知していないと方向感覚を失うこと必須。

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そして、最奥部の大岩壁直下へ。
何が楽しかったって、ここをずっと前方へひたすらトラバースしていったのですが、難所はほとんどなく、どこでも好きに歩けたこと。

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ガレ場あり、プチ洞窟あり、岩と岩が織りなす自由奔放な造形にノックアウトされました。

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岩は非常に硬いので、ロッククライミングのゲレンデとしてもいいですね。
岩の高さはそれほどでもないので、岩壁を選べば40mのザイル1本で上から懸垂下降で降下することも可能。
で、途中晶洞があったら覗いてみると。

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斜面の上の方には杉の大木も見られました。
裏五頭にもこのような場所があるけど、例えば三階滝沢下流部右岸の河岸段丘だとか、杉と岩が共生している風景を見るのはいいものです。

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大岩壁が切れたところで、そこから行きとは別ルートで下山。
そこもひたすら写真のような岩場が連続しており、お楽しみは続きます。

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今回、身長182cmのぼくでも余裕で入れるほど高さのある洞窟が少なくとも5つは現れ、片っ端から中へ入ってフラッシュライトで周辺の壁を照らしながら地質調査ならぬ鉱物探し。
この日歩いた上部岩稜地帯は中間部に比べるとカルセドニー脈が薄く、必然的に洞窟内でもほとんどカルセドニーは見かけませんでした。
上の写真の洞窟は、珍しくモコモコ系の水晶があちこちで見られました。
奥の暗い部分にも、広範囲に同様の産状の水晶が付いています。

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今回の白眉です。
たった1つだけですが、素晴らしい水晶を見つけました。
目分量で30x20cmくらいあるでしょうか。
この岩には他にもカルセドニーが付いており、脈が集中していました。
アングル的にカメラを向けるのは不可能だったので写真は撮れなかったのですが、この岩には晶洞もあり、びっしりと内部が犬歯状の結晶に覆われていたり。

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最後に別な晶洞を見学し、そこに眠る水晶の錐面の大きさ(2cmあるかも)に感嘆しながら明日への活力を蓄えるぼくでした。






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