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赤滝銅山の坑口発見 [鉱物 (弥彦山周辺・赤滝銅山)]

何回目の探索だろう?
6回目、それとも7回目?
4月6日、やっと間瀬銅山の一角・赤滝銅山(=坂井銅山の可能性もあり)の坑口を発見しました。

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郷土資料は今井義雄氏の記憶による絵地図を掲載しており、それによると赤滝銅山の坑口は、赤滝を中心に右岸に1個、左岸に3個あることになっています。
最後に訪れたのは昨年1月。
その時の記事にも書いていますが、まずは赤滝の場所を特定することが先決。
今回坑口を1個だけですが発見したことで、やはりこの滝が赤滝であることが明確になりました。
この滝の約30m上流で沢は二手に分かれ、本流と思われる右側の沢はすぐに大きな滝が現れます。
前回はそこで引き返したのですが、今回はその先へ行ってみることが目標。

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このすぐ奥にも同じくらいの滝が控えており、地形図を見るとこの辺の等高線は緩いのですが、たまにこのような大滝が現れてくるので気が抜けません。
そこが沢登りの面白さであり、危険な要素なのです。
さて、この滝はやはり直登は不可能。
隣の(左側)の沢との境に痩せ尾根があるのですが、そこに踏み跡があったのでそこを辿ってみました。
斜度はえらく急で、だんだん右側の沢からは離れていく感じだったので、途中で方針を変更、左側の沢を詰めてみることにしました。

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左側の沢の途中に、落差20mくらいありそうな大滝(古い堰堤にも見えるけど)が見えてきました。
これを乗り越えるには高巻き必須で、やはり今歩いている痩せ尾根を登るしか手段がないのです。
そのまま痩せ尾根の踏み跡を辿り、堰堤を乗り越えたところで河原にクライムダウン。

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坑口や露天掘り跡が現れそうな気配はなかったのですが、非常に美しい渓相だったので、しばらく遡行してみることにしました。
そして、60m弱歩いたところで写真の滝が現れてきてそこでUターン。
標高210m、なんというか、圧倒的な存在感。
坑口はありそうでありませんでした。

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赤滝上部の探索はそこまでにし、赤滝周辺の探索を続行。
そしてやっと見つけました、赤滝銅山の坑口を。

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ほとんど土砂に埋もれかけているので、這いつくばってライトで奥を照らしてみて、ここが坑道の入り口であることを確認。
カメラを中に入れるほどのスペースが無いのでなんだかなあというアングルですが、仕方ない。
なんとなくこの坑口の外観に見覚えがあったので帰宅後PCで偉大なる先人のHPを確認してみると・・・やはり同じ場所でした。

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坑口のすぐ下手に出てくる堰。
この堰が赤滝銅山核心部の入り口に当たります。


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赤滝銅山への鉱山道のスタート地点の近くに、おそらく間瀬石を採掘していたと思われる坑口があります。
その坑口が今回出てこなかったので、帰りにちょこっと探してみたら坑口周辺が土砂崩れで埋没しかけていたのでした。
ちょっと登ると坑口は出てきましたが、いつ発生したのだろう?
やはり昨年8月の豪雨の時だったのでしょうか。

IMG_2588.jpg

坑口内部の映像。
小さなゴミだったら持ち帰るところだけど、あれじゃ大きすぎて無理です。




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