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鮫銅山滝壺ノ沢鉱区の搬出ルート解明 [鉱物 (弥彦山周辺・鮫銅山)]

自分の中では迷宮入りしかけていた、鮫銅山滝壺ノ沢鉱区のどこかにあるはずの、複線レールの残骸とコンクリートの土台を発見しました。
(今回も名無し氏のアドバイスに助けられました。深く感謝します。本当にありがとうございました、押忍。)

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わかりにくいですが、レールが飛び出しています。
その数4本。

IMG_3120.jpg

真横から。

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突き出たレールの左側は広いテラスが2段に整備されており、かつての賑わいを彷彿とさせました。

IMG_3109.jpg

右斜め上がレールが突き出ていた場所。
おそらくは白い山野草で埋め尽くされたこの斜面の中央をレールが走っており、滝壺ノ沢鉱区で採掘した鉱石を野積村方面へ運搬していたはず。
行きは小沢を詰めて問題の場所を目指しました。
つまり、この斜面を登っていったのです。

IMG_3111.jpg

広場を挟んで、レールの反対側にはコンクリートの土台が一つだけ残っていました。
昔は鉄索が、露天掘り跡直下の河岸段丘からここまで設置されていたのではないかと。
これだと全てが符号します。
帰りはこの広場から尾根沿いに踏み跡が伸びていたので、そこを辿って下山。
最初、尾根の上部への踏み跡を100mほど辿ってみたのですが、GPSのログを見ると、4月10日の記事で発見した踏み跡とつながっているようでした。
それを確認してから下り方向の踏み跡を改めて辿り、下山。
行きに通った、小沢の右岸尾根をひたすらトレースしており、途中不明瞭になる箇所も2~3回ありましたが、なんとか最短ルートでスタート地点まで戻ってこれました。







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コメント 2

名無し

さっそく現地確認いただき誠にありがとうございます。
しかし、行きは小沢を詰めたって、ヤブになってなかったでしょうか。まさか、目的地に着いた時点で力尽きていたというオチでは。
さて、実はこの尾根道はしばらく前にも歩いていて、その時にコンクリートの土台は目にしていたはずなのですが、まったく気に止まらなかったのです。興味の向かないモノは、認識も記憶もできないようなのですよね。
昨日、崖松コースを周回したのですが、道中に焼釜跡があることに改めて気づいて、なぜこんなところに道を通したんだろうという長年の疑問が解けた次第です。
by 名無し (2023-04-25 23:13) 

carlossato

確かに、下流域はそれなりにヤブになっていましたが、一応踏み跡らしきものがあったので、それほどでもなかったですよ。標高差もそれほどでもなかったですし、結構余力を残していました。崖松コースは2~3年前に歩きました。途中、首無し地蔵が出てきたり、面白かったです。崖松上部の岩峰(174m)で地質調査?をしたのですが、その辺りはなにもなかったけど。弥彦山は谷という谷、尾根という尾根全てに踏み跡が残っていますね。お花畑もあちこちにあるし、どこを歩いても鉱山跡や鉱物探し抜きにしても十分楽しめます。
by carlossato (2023-04-26 00:18) 

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