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顕になってきた大沢鉱山の全容 (2) [鉱物 (村上市・大沢鉱山)]

大沢鉱山エリアで最も大きな露天掘り跡を発見したあとは、一気に柴倉山の三等三角点(330.7m)を目指しました。

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その途中で坑口発見。
内部は崩落しており、3~4m先で閉塞していました。

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そして、念願の柴倉山山頂へ到着。
9合目から上は踏み跡も途絶え、樹木が生い茂っていて視界も効かず、山登り的には面白みがなかったです。
しかし、なぜか山頂にはピンクのテープが枝にぶら下がっており、全く人が来ないわけではないようでした。
ここから、最初に来た時に発見した江戸~明治時代のものであろう坑口群は北東方向に位置します。
ということで、空白域だった北斜面を踏破すべく、ヤブの薄そうなところを選んで下降開始。
ヤブが薄くなり始めたのは8合目に差し掛かった時。
そして、早速待望の坑口が現れました。

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時系列は前後しますが、最初に現れた大岩壁。
ここに坑口が2つ眠っていました。

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これはそのうちの1個。

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4m先で崩落しているようです。
なかなか入っていけそうな坑口は出てきません。

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さらに下っていくと、とんでもない地形に遭遇。
これも次の坑口の写真と時系列的には前後するのですが、さらなる大岩壁の出現です。
ここに坑口が4個もありました。
ただし見た目以上に斜度はきつく、上の坑口から下へ降りるのにこの日初めて補助ロープを使いました。

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坑口から漂ってくる波動がずっしりと重いです。
とはいえ決してネガティブな感じはせず、いい意味で身の引き締まる思いがしたというか、大地の深部のエネルギーを直に感じました。

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この大岩壁最下部に位置する坑口。
この坑口が最も大きかったです。

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ところが、入ってすぐのところで天盤から2mくらいの大きな岩が落ちてきたのか坑道を半ば塞いでいました。
這いつくばれば侵入できますが、さすがに本能的に危険を感じたので無茶はせず。

IMG_3226.jpg

なんと、斜坑に近い構造の立坑でした。
奥の方は物理的に見えません。
これらは全て8合目付近に出たきた坑口群の一部です。
初回の探索時に見つけた坑口群は7合目に位置しており、距離的にもここから100m近く離れています。
つまり、この100mの区間は未だ未探索。
意外と斜面は起伏が多く、雪解け直後でもそれほど遠くまでは見渡せないので、とにかくピンポイントで歩いてみるしかないのです。
そいいう意味では、まだ若干探索してみたい斜面が残っています。
面積的にはまだ2/5が未体験ゾーンなのです。







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