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岩井堂鉱山で新たな坑口発見 [鉱物 (新発田市・岩井堂鉱山)]

先月入手した文献に、岩井堂鉱山(新発田市)について興味深いことが書いてありました。
それによると、坑口は3つあり、坑道の総延長は約60mあると。
露頭についての記述はぼくの調査結果と同じ事実を指し示しており、信頼できる内容であることは疑いありません。
であるならば、再三歩き回った岩井堂山ではあるけど、笹薮が深いエリアは完全に踏破していないところもあることから今月8日、再び現地へ足を運びました。

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山頂に立つ神社。
忘れもしない、小学2年生の時の春の遠足の目的地がここでした。
今では地元の子供はおろか、訪れる人はほとんどありません。
素敵な山なのに・・・

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普通坑口の周囲にはそこに至る踏み跡が残っているものですが、今回発見の坑口については既知の坑口より倍くらい大きな坑口だったにも関わらず、踏み跡らしい踏み跡はありませんでした。
坑口はここから10m先に控えていました。

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坑道は途中から一段低くなっています。
天井はそこそこ高く、四つん這いにならなくても進めました。

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坑道終点です。
なぜに古いタイヤが捨てられていました。
鉱山稼働時は岩井堂山の北東麓8合目あたりまで、軽トラが通行できるレベルの鉱山道が伸びており、現在でもそこは車では入っていけないけど、歩くことは可能。
しかし、鉱山道終点からここまではそれなりに距離も高低差もあり、なぜここにタイヤがあるのか全く理解不能、意味不明。

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黒鉱の露頭。
これで坑口を2つ発見したことになるけど、2つ合わせて総延長は約15mあるかないかなので、もう一つ、30m以上の長さを持つ坑道がないといけません。
そんなに長い坑道を持つ坑口がどこかに眠っているとは到底思えないのだけど、晩秋になったらもう一度探してみます。





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