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星景写真(新発田市) ブログトップ
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飯豊鉱山集落跡地から見る天の川 [星景写真(新発田市)]

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出典:緑の谷・赤い谷様

昭和42年に閉山した飯豊鉱山で働く人達の集落が、今の加治川治水ダムの上下2箇所にありました。
ダムの真下にあった日曹飯豊鉱山下流集落跡地は、今もそっくりそのまま残っています。
ぼくが市の観光課の職員だったら、詳細な案内板を立てるところ。
それはそうと、10日、2年前から一度は撮りたいと思っていた構図~集落跡から天の川を見てみる~を実行すべく現地へ向かいました。
幸い薄明終了時には2時間前よりさらに雲が取れ、満天の星空が出現。

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EOS 6D Mark II 改 + EF16-35mm F2.8L III (共通)

集落跡地のほぼど真ん中から撮りました。
ダムサイトに明るいLED(多分)灯が2本立っており、その光がこの広場までうっすらと届いています。
草むらが緑に被っているのはそのためです。
この集落跡地から飯豊鉱山は見えません。
視界に入るのは赤谷鉱山です。
右手の山が、赤谷鉱山で最大の産出量を誇った場割沢鉱区、その左、谷間にちょこんと顔を出している小ピークの手前にスダチ沢鉱区、その奥に水無沢鉱区、左手の山には源兵衛野巣鉱区があったのです。
右側の空にわずかに新発田市の光害の影響がみられますが、ここまで来ると県北の有名ポイントに負けない素晴らしい星空を拝むことができます。
タイムマシンで昭和30年代にタイムスリップし、ひと夏この集落で過ごしてみた~い!
(独り言~恋が芽生えるかもしれん・・・あ、でも妙齢の婦女子はいないか)

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同じ場所からダムサイト方面をパチリ。
16mmでなんとか白鳥座まで入りました。
撮影の前後で、カシオペアの横をやや大きめの流れ星が2つ流れました。
そろそろペルセウス座流星群の時期ですからね。
あと、あまり知られていないけど、はくちょう座k流星群(18日が極大)も8日からぼちぼち見られるのです。
このあとダムの上へ移動し、北股岳が見えるところまで車止めから5分ほど歩いていきました。

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秋に来たことはあるけど、夏の夜間に来るのは今回が初めて。
残念ながら雲が低空にあったのと、天の川が北股岳方面にカメラを向けるとほんの少ししか入らないので、絵作りは難しいです。
と、1枚試写し終えたのちにトラブル発生。
error20の表示が出て、シャッターが降りなくなってしまった。
バッテリーの抜き差しをしても変わらない。OMG。
今日になっても、やはりシャッターが降りないまま。
故障決定。
ハヤタカメラさんは17日まで盆休みだし、万事休す。
APS-C機のEOS80Dにこの広角ズーム(16-35)を使えば、広角側が25.6mmとなります。
ペルセやはくちょう座k流星群はこの組み合わせで撮るしかありません。





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奇跡の星空 [星景写真(新発田市)]

17日は夕方からある場所を下見したのですが、そこがあまりにもインパクト大だったので、前回の記事の田んぼを20時50分に切り上げてからこの新規の場所へ移動しました。

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EOS6D Mark II 改 + EF16-35mm F2.8L III USM (共通)

標高50~60mくらいでしょうか。意外と低い。
それなのに、非常に荒々しい地形を目の当たりにすることができます。
詳しい場所は書けませんが、新発田市管内。
折しも天の川が稜線に顔を出したのですが、非常にくっきり星が見えます。
ひょっとして、抜群の透明度?

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もう少し上部へ来てみました。
もちろん車道はなく、歩きになります。
方角的に、天の川の中心部は見ることはできないようです。
左手方向が新発田市街。
空の色を見ると、市街地の光害の影響が現れているのがわかります。

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市街地からそれほど遠いわけではないのに、変な被りもなく(厳密に言えば、山肌に少し緑被りがありました。LEDライトが増えてきている影響でしょうか)、画像処理も一発で決まります。
この崖の入口にも縦長に田んぼが連続しているのですが、そこがまたホタルの聖地っぽい雰囲気。
この日最初に立ち寄った田んぼより面積が広く、やはり左右を山に囲まれているのでかなり暗く、好みの雰囲気。
明日はこの田んぼへ来てみよう。


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月齢5.4の天の川 [星景写真(新発田市)]

撮影日は5月28日。
半月が30日なので、この日は大きめの三日月といったところでしょうか。
近年二王子山山麓は林の伐採が進み、星見に使える展望地が増えてきました。
この日訪れた場所もそんなポイントの一つで、標高は約100mジャスト。
夜行くのは5~6年ぶりの場所です。

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EOS6D Mark II 改 + EF16-35mm F2.8L III USM (共通)

思ったより夜空は明るかったです。
目の前に芝生広場のような大草原が広がっていますが、この草原、以前より面積が倍になりました。
左のピークが二王子岳です。

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同じ場所からカメラを左に振って、白鳥座方面の天の川。

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そして草原の手前にある池を入れた構図。
先日も県北の棚田地帯で、田植えが行われたばかりの田んぼの水面に天の川が映る様子を撮りましたが、露出不足に終わったという反省を踏まえ、再度トライ。
このくらいの月明かりがあるとISO6400で十分なため、画質は前回より大幅に向上し、色乗りも良くなりました。
天の川方向は光害はありません。
この場所いいわあ~。




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二王子岳と桜と天の川 [星景写真(新発田市)]

宮古木(新発田市)の遅咲きの一本桜がようやく満開に近くなりました。
今年は新月期に満開のタイミングが重なったので、快晴になったとあれば行くしかないでしょう。
今年に入ってからずっと昼間の活動優先の生活を送ってきたので、星を見る機会をなかなか作れませんでした。
おそらく、天の川を見るのは今回(25日)が今年初めてではないだろうか。

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EOS6D Mark II 改 + EF16-35mm F2.8 L III (20mm~共通)

宮古木に行く前に、舟山の越後変電所に立ち寄り、思い描いていた構図にトライ。
もう少し高く天の川が昇ってくればいい感じになりそう。
神様仏様Sequator様です。

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で、目的の一本桜なのだが、とても風が強く、8枚も重ねるとなんの木が揺れているんだかわからなくなってしまうのです。
今回どの構図も12枚ずつ撮影し、桜星景に関してはうち1~2枚にライトを照射しました。
ライト照射のカットを含め、3、4、5枚とそれぞれSequatorで合成させてみたけれど、ライトの効果が枚数に比例して落ちていくのではなく、ある枚数を超えるといきなりすと~んと暗くなります。
つまり、ライトを照射しているカットの影響がほぼなくなってしまう。
風が強いときはワンショットが無難です、結局。
(と言いつつ、このカットも次のカットもかなり複雑な過程を経て処理していますが。)

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さっきの写真は風による揺れを生かした絵に仕上げましたが、こちらはライト照射の効果を優先させた絵作りをしてみました。

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墓地をはさんで丘の反対側に立つ、もう一本の桜の木。
どうしても思うような星空の色が出せなかったけど、深夜の桜見物、最高でした。
また来年!

※どのカットも右斜め上にゴーストが写っていますが、これはレンズ保護フィルターの汚れが原因で生じたゴーストでした。



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夜桜見物 [星景写真(新発田市)]

11日夜、胎内市飯角のあじさいロード付近へ行ってみました。
先日下見を済ませた際、ビオトープエリアでは水芭蕉が満開でした。

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周囲にはレンギョウが咲き乱れており、枝垂れ桜もたくさんありました。
残念ながら枝垂れ桜はまだつぼみだったけど、そろそろ開花したのでは?との淡い期待を込めて行ってみたのですが、まだ一分咲きといった感じでした。

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枝垂れ桜の濃いピンクができればほしかったですが、ここから見る東の空の雰囲気は好きです。
右にカラス座、中央に乙女座のスピカ、左側の明るい恒星はアークトゥルス。

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次に、昼間訪れたばかりの宮古木(新発田市)の桜を見に行ってきました。
現地へ着くとやや雲が出ており、二王子岳は雲の中。
ここのソメイヨシノは新発田城のそれと同じ時期に開花します。
しかし、この丘の左端にある一本桜は異なる品種なのか、まだ固い蕾のままでした。
開花まであと10日はかかりそう。
4月の第4週の前半あたりがチャンスかな?
新月期に突入するので、天の川桜を見ることができるかも。



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一本梅の勇姿 [星景写真(新発田市)]

好天に恵まれた4月3日、もう一度一本梅を見に行ってきました。
前回は3月30日だったのですが、ほぼ満開になっていました!
およそ15年くらい前からほぼ毎年、新発田の山間部にひっそりと咲くこの一本梅を見に来ています。
10年前には枯れかけてほとんど花が咲かない年もあったのだけど、その後見事に復活。
そして、暖冬のせいもあるんだろうけど、今回が最も花つきが多く、ゴージャスな感じがしました。
いや~、きれいだった。
咲いてくれてありがとう。

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まずは、大接近中の金星とスバルを入れる構図で写してみました。
焦点距離は20mmですが、なんとかスバルが分離してくれました。
月明かりがある上に、金星が半端なく明るいので肉眼ではスバルは見えませんでした。
しかし、双眼鏡を使って見てみるとちゃんとスバルも見えました。
ほぼ金星と重なっており、なんだか素敵な組み合わせ。
こんなハッピーなランデブーって、他にないのでは?
明日は曇るだろうし、貴重な瞬間を見ることができて良かったです。

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もう一枚、反対方向です。
背景の白い山(左側)は二王子岳(1421m)。
前回はLEDライトを少し照射しましたが、今回は明るい月光があるので、自然光だけで撮りました。


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一本梅を見に行く [星景写真(新発田市)]

新発田市エリアの桜や梅の中で、おそらく最も好きな”一本梅”を見に行ってきました。
2~3年前まで早咲きの桜だろうと思っていたのですが、知人(keroさん)の指摘で、実は梅だったことが判明。
一本桜とはよく言いますが、果たして一本梅という単語はあるのだろうかとネットで調べてみたら、やはりこちらの呼び方もあるようですね。
まあ桜でも梅でもどちらでもいいのですが、3月30日、今年最初の訪問です。


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EOS 6D Mark II 改 + EF16-35mm F2.8L III (20mm・ワンショット)

あいにく雲が多く、梅星景というわけにはいきませんでした。
花も咲き始めといった具合で、開花率1割未満。
しかし、記録的な暖冬のせいか、蕾の数が非常に多いです。
樹勢も盛んなような。
満開になるとどんなことになるのやら。
あと1週間もするといい感じになってくるでしょう、また来なければ。
その頃には月も満月に近くなってきますが、まあ構いません。
その時の状況で粛々と撮るだけです。

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EOS 6D Mark II 改 + EF16-35mm F2.8L III (16mm・ワンショット)

ケンコーのプロソフトンAを装着し撮ってみたりもしたのですが、やはりフィルター無しの方が好みです。
なお、どちらの写真も若干LEDライトを照射しています。



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今年初の二王子神社 [星景写真(新発田市)]

今年始めて二王子神社へ行ってきました。
ただし夜です。
前回行ったのが昨年8月下旬ですから、ほぼ半年ぶりの訪問です。
標高300mに位置するニノックススノーパークの駐車場の積雪もゼロになったし、それならば二王子神社へも車で行けるようになっただろうと・・・
12日の月の出は20時49分、薄明終了は19時14分。1時間は真っ暗闇の中で星見ができそう。
天気は夕方現在快晴。これは行くしかないでしょう。
ニノックスは既に今季の営業を終了したので、箱岩峠あたりから二王子岳を正面に捉えるアングルで撮影してもいいのですが、ステライメージでシュミレーションしてみると、今の時期、二王子岳の山頂付近は星の密集度が低く、本当にスカスカ。
天の川が昇ってくるまでは非常に地味な星空です。
なので、まだ薄明終了直後はオリオンが拝めるであろう二王子神社を選びました。

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EOS6D Mark II 改 + EF16-35mm F2.8 L III USM (共通)

赤道儀は使っていません。
天体用にフィルター換装した6D MK2を使うのはこれで2度目。
ただし、前回は条件が悪く、短時間試写しただけで終わったので、実質今日がファーストライトと言えるかもしれません。
まだまだ露出不足ですね。
空が非常に暗かったので、もっとISOを上げるべきでした。
そう、空は最高でした。
恒星のコントラストも輝度も高く、久々に星を見てワクワクしました。
また、今回始めてLEDライトを神社にちょっとだけ照射してみました。
拡散光を照射できるLEDをケーズデンキで見つけ、照度も調整可能だったので思わず衝動買い。
使ってみて、実際これなら自然な感じでライトアップできるので、周囲に人がいない状況であればいろいろな対象に応用してもいいかなと思いました。

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こちらもライトアップ・バージョン。
マスク&レイヤーで照度と範囲を微調整しています。
どちらのショットも、な~んとなく散光星雲の存在がわかります。
この点はさすが天体仕様のカメラなのですが、キャノンの超広角ズーム、周辺部の星像は期待していたほどよくありません。
今回16mmと18mmで撮影したのですが、どちらの焦点距離もイマイチ。
昨年まで使っていたシグマの14-24mm F2.8のほうが断然いい。
しかし、もう二度と質量1kg以上のレンズを使うことはないでしょうけど・・・


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陣場山の聖地 [星景写真(新発田市)]

2017年9月8日の記事で取り上げた神社へ行ってきました。
二王子岳の麓に陣場山という丘があるのですが、そこに佇む古社です。
修験道で栄えた二王子岳へは自動車がなかった時代、新発田市街から徒歩でアプローチしたわけです。
日帰りだときついので、二王子神社境内にあった宿泊所に一泊することも多かったとか。
早朝新発田市街を出発し、この神社の近くにあった茶屋で一息入れるのが定番だったようです。
今回夕方になってから急に行ってみようと思ったので、現地へ着くのがかなり遅くなってしまいました。
あと30分早く現地入りすれば、もう少し星の色や散光星雲の色が出せたかもしれないのですが、後の祭り(撮影開始直後から薄雲が拡がってきた・・・)。

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EOS6D Mark II 改 + EF16-35mm F2.8L III USM (16mm)
ISO8000, F2.8, 12秒(x14枚)

さて、この日は昨年12月に仕入れたF2.8通しの超広角ズームと、やはり12月に手元に届いた、天体用にフィルター換装したキャノンのフルサイズ・デジイチのファーストライトです。
現地へ着いたのが19時20分頃だったので、試写する余裕もなくいきなり本番。
で、ひとつ失敗してしまいました。
絞りをF3.5にしたつもりが、なぜかF2.8になっている・・・
そのため露出オーバー気味になり、シリウスは完全に飽和してしまいました(通常の露出でもシリウスは白飛びするけど)。
到着直後の空は非常にいい空だったので、或いはあの状態が続いていたらオリオンの散光星雲もちょっとは写ってくれたと思うのですが・・・
星像は思ったよりシャープでした。これならOK。
マニュアルでピント合わせしている段階から、それまで使っていたEF16-35mm F4L ISより星像がシャープであることを実感。
周辺減光も、DPPで現像の際30%上乗せするだけで全く目立たなくなるので、取りあえずこのレンズに欠点は見当たりません。片ボケの有無に関してはまだわかりませんが。
その点、RF15-35mm F2.8 ISの方はこのレンズよりさらに半段ほど周辺減光がきついです。
近い将来フルサイズのミラーレス機に全面的に乗り換えることを考え、後者のレンズにすることも考えたのですが、周辺減光が強すぎるのと、RFレンズ全般に言えることですが距離指標がない点が引っかかり、レフ機用のレンズを選んだ経緯があります。
他社のミラーレス用の最新レンズにも言えることですが、距離指標はぜひ付けてもらいたいですね。








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オリオン大星雲、降臨 [星景写真(新発田市)]

16日夕方、かねてから頭に描いていた構図をモノにするために、快晴の二王子山麓(長峰原)へ駆けつけました。
ただ、まだハヤタカメラさんから天体用に改造を依頼したEOS6D Mark IIは帰ってきてないので、ノーマル機のEOS80Dで撮影。
レンズはEF100mm F2.8L IS MACROです。

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地上風景の固定撮影を18時20分頃から始め、赤道儀の追尾ボタンをオンにしたのが18時45分。
事前にステラナビゲーターでシュミレーションしていた通り、45分になったところでオリオンの大星雲が二王子山の稜線から上がりきりました。
もう1分くらい追尾開始時間を遅らせてもよかったかもしれません。
ただ、ふたつ失敗した点がありました。
ひとつは、とうとう極望の暗視野照明がいかれてしまったこと・・・
数年前から接触不良で、点いたり点かなかったり。
今まで騙し騙し使ってきたのですが、この日は指を離すとすぐ消えてしまうようになり、もう寿命かな。
きっちり極軸を合わせられなかったので、1回の追尾時間は45秒で行いました。
どうせノーマル機なので、たっぷり露出かけてもバーナードループが写るわけではないのですが、なんだかなあです。
コンポ枚数10枚ですが、それでも馬頭星雲はうっすら存在がわかります。
もうひとつは、ピント合わせが甘かったこと。
後述するM6 Mark IIで撮った星像のシャープさに比較すると、全然甘甘。
そうです、M6 Mark IIは今後も星景写真、及びホタル写真で使う予定は全くないのですが、せっかく評判のいい(一般撮影での評価ですが)EF-Mレンズ、EF-M 11-22mm F4-5.6 IS STMを持っているので、天体写真に使える性能かどうか、テストしてみたかったのです。

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ISO3200, F4, 30秒, 11mmにて (追尾撮影・ワンショット)

開放F値が4の暗いレンズだと、ミラーレス機であるM6 Mark IIの液晶モニターには山並みが映し出されることはありませんでした。
この点も確認しておきたかったのですが、予想通り、液晶の明るさを最大にしてもダメ。
星は明るい恒星が幾つか浮かび上がりますが、正確なフレーミングは不可能であることがわかりました。
その代わり、AFの性能の高さには驚きました。
星で合わせられないので、新発田市の街明かりでAFで合わせたのですが、ジャスピンです。
80Dであろうと6D Mark IIであろうと、キャノンのレフ機で街明かりでAFさせた場合、ここまでジャスピンにAFが来たことはなかったです。
もっとも、レフ機でのAFをライブビューモードで行えば結果は違っていたのかも。
過去、キャノンのAPS-C機による天体&星景写真ではシグマの18-35mm F1.8 DC HSMをメインに使ってきましたが、周辺部以外の解像度、星像のシャープさは全然このレンズにひけを取りません。
だけど、周辺部の星像はやはり許容範囲外。
Webサイズならごまかせるけど、コマ収差もかなりあり、トキナーのAT-X 11-20 PRO DXより劣るかもしれません。
高感度ノイズはわずかですが80Dを上回ります。
しかし、画素数多すぎ!
個人的には2000万画素もあれば十分なので、なぜそこまで画素数を上げなければならなかったか、キャノンの戦略及びマーケティングに疑問を感じるものであります。
それにしても良い空でした。
ニノックススキー場上部の明かりもまだ点いていないし、このまま暖冬が続いて欲しいです。
ナイター反対!
冬の星座はこんなに美しいのに。

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