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石瀬鉱山と石瀬神社 [鉱物 (弥彦山周辺・石瀬鉱山)]

今年2月25日に、石瀬鉱山の記事をアップしました。
今年の冬は超暖冬でしたが、2月にあんなとこ行っていたんですね。
我ながら感心します。
弥彦山系多宝山の北東麓に位置する石瀬鉱山ですが、大正時代には他の近隣の鉱山同様閉山したようです。
坑口は2つの沢沿いにあったと言われていますが、今年2月に訪れたのはそのうちの1本の沢。
今回(12月19日)はもうひとつの沢を訪れました。
最初は弥彦山の積雪がどのくらいあるかを確かめるのが目的で、岩室温泉だいろの湯へ入る前にちょっとだけ石瀬神社へ立ち寄ってみるかぐらいのノリでした。
ところが、いざ現地へ着いてみると思ったより積雪が少なく、というか中腹より下は皆無に近く、その場で予定を変更、1時間限定でその沢(小滝沢)を遡行してみた次第。

歩き始めは廃林道を行きます。
すぐ脇を流れる沢は三面護岸で固められ、最終堰堤を超すまで風情は全くありません。
大滝沢は歩きはじめから自然の渓相だったので、その点少し残念。
坑口の正確な位置はわからなかったのですが、おそらく20~30分で到達するだろうと踏んでいました。
結果、20分で坑口へたどり着きました。

IMG_6453.JPG

最終堰堤を超すのがちょっと大変でした。
そこから先は傾斜が増し、滝が現れてくる気配がしていたので、次のカーブを過ぎて坑口が現れなかったら引き返そうと思っていたのです。
そしたら、カーブの先に坑口が控えていました。
時刻は16時20分。
既にあたりは薄暗く、ストロボを焚かないとISO3200に上げても手ブレする状況。

IMG_6457.JPG

ぼくの知る限り、この坑口の写真をネットにアップしているのは2人。
そのうち”柵の向こう側”氏はこの坑口のどん詰まりまで歩いておられ、その写真をブログで見ることができます。
彼が書いている通り、水深は50cm前後でしょうか。
坑口はかなり長く、特に左側の方は15~20mくらいありそう。
その先で右に曲がっているのですが、くだんの先駆者によるとすぐ行き止まりになるそうで。
時間も押していたし、この日は長靴だったので入り口で引き返しましたが、一度は奥まで歩いてみたいですね。
ライトで坑道の奥を照らすと、結構壁がカラフルに写る箇所があるので、そこの地質を調べてみたい。

IMG_6464.JPG

カメラ内臓のストロボだと(懐中電灯も併用しています)、これが限界。
肉眼ではもっと奥まで見通せます。

IMG_6479.JPG

坑口前の滝。
ここから先を遡行したという記録は見たことがないので、ひょっとしたらこの先にも坑口はあるかもしれません。
しかし、この小滝から先は倒木が思い切り行手を塞いでおり、よほど気力と体力が充実した状態でないと先へ進むきになれません。
そうなのです、弥彦山系の沢はどこも倒木がひどく、ボサに悩まされるのです。
それさえなければそれほど距離があるわけじゃないし、もっと気軽に探検?してみようという気になるのですが。

IMG_6483.jpg

帰りに石瀬神社に参拝し、この日の予定を終了。
弥彦山界隈がこのまま少雪で推移するなら、間瀬銅山のズリを歩き回ったり、前回坑口を見つけることができなかった坂井銅山をもう一度探索してみたいと思っています。







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