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威風堂々~石瀬鉱山の本丸へ (2) [鉱物 (弥彦山周辺・石瀬鉱山)]

さらに沢を右岸から巻き気味に登っていくと、やや平坦な地形に出ます。
その下には直登不可能な滝が鎮座し、横の暗がりには坑口がぽっかり口を開けていました。

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位置的に、県立図書館で入手した絵地図記載の”銅山洞窟”と書かれた坑口がこれでないかと思われます。

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入り口からかなりの急傾斜で下に落ち込んでおり、その先は水没。
どのくらいの水深があるかわかりませんが、かなり深そう。
サンショウウオかカエルのものかはわかりませんが、卵が左側に漂っていました。
この坑道もどのくらいの長さがあるのかは、奥が覗けないため不明です(水際まで行こうとすると泥だらけになるのでやめた)。

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滝の横(右岸)に平べったい地形があると書きましたが、そこに一升瓶が転がっていました。

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さらに上流部に来ると、というかここまで来ると源流部になりますが、圧迫感のある岩場は姿を消し、川幅の狭まった河床には倒木が連綿と折り重なっていました。
この先は踏み跡も途絶えたため、おそらくこれ以上坑口が出てくることはないのでは?
昨日の記事の坑口も含め、これらの坑口で採掘した石はどのようなルートで里へ運んだのか?
それは右岸の尾根ずたいに伸びる小道~へつり道を利用したのではないかと推測します。
それぞれの坑口から尾根側に至るには、斜度も比較的ゆるく、なんとなく踏み跡の痕跡も認められたため、へつり道を経由して下へ運んだのでしょう。

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これがそのへつり道。
中づるねからこのへつり道に出会うまでの尾根道は、最初の100~200mほどが不明瞭。
傾斜が急になると痩せ尾根になり、そうなってくると踏み跡がはっきりしてきます。
当初はこの尾根道を380m地点まで登ってみたのですが、上へ行けば行くほど踏み跡は明瞭になるので、ヤブがうるさくない時期でしたら多宝山への登山ルートとしても使えると思いました。



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