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青紫に蛍光する鉱物 [鉱物(新潟市中央区)]

昨日の記事の続きです。
場所は寄居浜(新潟市)。
岩と岩の隙間に散りばめられている小石に重点を置いて、365nmのUVライトを照射し、取りあえず強く蛍光する石を探しました。
2日間で2個だけユニークな蛍光を示す石を発見。
どちらも3~5cmの小さな石なのですが、持ち帰ってじっくり観察してみました。

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新潟県立図書館に「蛍光鉱物&光る宝石ビジュアルガイド」の大型本が置いてあったので、最近何度も熟読しています。
ネットでは、次のサイトが蛍光鉱物について詳しいです。
だけど、長波で青紫に蛍光する鉱物はフローライトぐらいしか見当たらないのです。
しかし19日、斜長石がぼくの写真とほぼ同じ色合いで蛍光している写真が掲載されている有益なサイトを発見。
主に青紫に蛍光しているのはグレーの部分であり、多分これが斜長石。
やや肌色がかっている箇所は蛍光が弱いですが、ここはアルカリ長石でしょう。

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この小石は随分ユニークで、あちこちにパイライトの微細結晶が散りばめられています。
赤っぽい箇所はジルコンか何かでしょう。
なにげに、パイライトが混ざっていたので嬉しくて取り上げた次第。

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横幅5cm、さきの小石より蛍光度合いがやや強く、かつ石そのものが清楚な色合いで美しいので持ち帰りました。
こちらはあえて分類すれば、花崗閃緑岩でしょうか。
蛍光している部分は不透明な白っぽい部分であり、透明な部分は蛍光しません。
こちらもやはり青紫に蛍光しているところが斜長石、透明なところは石英でしょうか。
黒い部分は黒雲母だと思います。
他にかすかにシルバーの光沢を放つ微細結晶が、数は少ないながらも存在するようです。
これが何かはわかりませんが。

IMG_8174.JPG

拡大します。
花崗岩の一種なんでしょうけど、非常に美しいです。

IMG_8175.JPG

それにしても、水色に蛍光している箇所はどんな物質が反応しているのでしょう?



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