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石瀬鉱山の全容 (3) 蜂の巣状の坑道 [鉱物 (弥彦山周辺・石瀬鉱山)]

ズリの小山を乗り越えて先へ進むと、すぐ十字路に出ました。

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その右側の坑道。
二段構造になっていますが、よく見るともっと複雑そう。

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天井を見上げると、支保工が数本。
さらに上の階層がありそうです。

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こちらは下の階層。
立坑がそれぞれの坑道沿いに併設されていました。

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別な坑道です。
ここも立坑となっており、下の坑道はどこまで伸びているのか、ここからはわかりません。
水色の鍾乳石っぽい鉱物が気になります。
間瀬銅山万才坑の場合はほとんどが胆礬でしたが。

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十字路に戻って、反対側を写してみました。
正面の足場はさらに向こうの部屋に行くために、意図的に残されているようです。
各坑道はそれほど長くないと思うのですが、上下左右あらゆる方向に伸びており、明治時代の文献にちらりと書かれている以上の規模だったかことがわかります。

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もう少し右側から斜め上方向を見上げると、地上風景が見えることに気付きました。
おそらくあの空間が、最初に見つけた立坑の一部なのだと思います。

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その天井。
支保工が複雑に積み重なっており、天盤はあまり堅固な構造だとは思えません。
万才坑の天盤よりはマシでしたが、この辺はやはり大正時代の鉱山ですね。
それにしても、上の階層にはどのルートから行けるだろう?
危険は冒したくないので、十字路から半径5~7mくらいしか歩き回りませんでした。

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十字路手前に見えていた、青緑色の岩です。
孔雀石でしょうか?

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その隣に新鮮な結晶があったので、クローズアップしてみました。
鉱物に詳しい知人に見せたら、やはり孔雀石かなあ?と言われましたが、銅の二次鉱物は種類が多いので、実物がないと鑑定は難しいかもしれません。
珪孔雀石もこんな感じなので、塩酸を垂らして発泡すれば孔雀石、しなければ珪孔雀石ですかね。




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