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間瀬銅山本坑エリアの全貌 (2) [鉱物 (弥彦山周辺・間瀬銅山)]

14日、前日に対岸尾根から見つけた坑口2箇所を探しに、いつもとは違うルートでアプローチ。

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深ヶ沢の上流へ行くときにいつも通る鉱山道はパスして、沢を忠実にトレース。
実は中流部から上を遡行したのはこれで2回目。
鉱山道に比べると、やはり歩きにくい。
しかし、このように深山幽谷的風景が連続し、出てくる滝もほとんどは直登可能なので面白いです。

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以前の投稿で五号坑を発見した、という記事を書きましたが、こちらが間瀬郷土史の絵図が語るところの五号坑ですね。
場所的には近いのですが、風格が違いました。
五号坑確定。
河床からやや上がった左岸にあり、ちょっとわかりにくいです。

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坑口は横長となっており、左右にそれぞれ開口部があります。
内部で両者はつながっているのですが、泥や砂、落ち葉の堆積が厚く、無理に侵入してもすぐ進退窮まるでしょう。

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もう一つ、今回新たに沢沿いで坑口を発見。
こちらは五号坑のすぐ上手の右岸で見つけました。

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斜坑気味になっており、潜り込むのがこの辺が精一杯。
これは江戸時代の坑口っぽい。

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右岸に切り立つ大岩壁。
地形図を見ると雨裂記号が4本並んでいますが、その辺り一帯が急峻な岩場となっています。
しかしながら絶壁というわけではなく、ホールドも豊富にあり、ある程度ロッククライミングの経験者でしたらするすると登っていけるでしょう。
これは13日の記録に戻るのですが、この広大な岩場をさまよっていたら偶然坑口を見つけてしまいました。

IMG_2805.JPG

13日、対岸で坑口を二つ発見したと書きましたが、それらの坑口を探しに対岸の岩場を探索したわけではなく、位置的にもずっと北の方なのです。
GPSのログを見たら、なんと河床から標高差で60mも上がっていたのでした。
坑口内部は落ち葉の堆積が厚く、奥の方の状況はわかりません。
しかしあくまで堆積しているのは落ち葉なので、丹念に落ち葉を掻き出せば、或いはその奥が見通せるようになるかもしれません。








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