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とことんディープな草倉銅山 (4) [鉱物 (阿賀町・草倉銅山)]

本シリーズもこれで最終回。
大岩壁エリアの探索を程々のところで切り上げ、いよいよ今回の目的地である大切二番坑へ。
その瞬間は唐突に訪れました。

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四方沢の旅の不動沢遡行記に載っている坑口の写真と、寸分たがわぬ坑口が左岸に出現。

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坑口の右半分の内部。
河床から近いので、水害の度に大量の土砂が流れ込んできたのは想像に難くありません。

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こちらが坑口の中央部。
一見ここで終わりかと思ったのですが、ほんの数センチの隙間がありそうだったので、ほふく前進でギリギリまで近寄ってみました。

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10cmほどの裂け目がありました!
手前の土砂をさらに数センチ手でかき出し、12~14cmほどの高さを確保。
そこから奥の様子をカメラで捉えました。
なんと、ぶっとい支保工が見えます。
その太さたるや、22~25cmはありそう。
それも前後に2本あるのが視認できました。
坑道は入り口も横長ですが、坑内も入ってすぐのところはかなり左右に拡がっているのが伺えました。
残念ながら隅の方を見ることができなかったので、奥の様子は全くわかりません。
ただ、坑内にも大量の土砂が堆積していて高さがあまりないため、10m先で完全閉塞している可能性も。
本来ならこの坑道は、今回の探索で一番最初に見つけた坑口と繋がっているはず。
坑道は歩くことができなかったけれど、土砂が流入する前の佇まいは堂々たるものだったことでしょう。

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左岸に残っていた踏み跡は、この先も下流の滑滝に向かってずっと伸びていました。
30mだけ歩いてそれを確認し、時間の関係で今回はここでUターン。

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大切二番坑付近の河原です。
この辺は渓相も穏やかで、とても歩きやすい。

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上流の飯場から流れてきたものなのか、茶碗の破片が岩の下に挟まっていました。
この後も類似の破片を2つ見つけたけど、全部同じ文様の茶碗です。
一昨年の5月下旬、草倉本坑エリアの飯場跡を探索しましたが、そこで見つけた茶碗も同じ意匠でした。



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