50年ぶりに白沢鉱山を訪れる [鉱物 (村上市・白沢鉱山)]
新潟県地質図(1955)に記載があるものの、他には一切文献に出てこない白沢鉱山を探索してきました。
狭い林道沿いには何軒か小屋がかろうじて立っているのですが、全て廃屋ばかりでした。
休耕田の跡も認められ、昔はかなり山奥で人々の生活が営まれていたことが想像されます。
ここは、今回探索した沢の最上部に位置する滝ですが、ここから先には坑口はなさそうでした。
銅の二次鉱物が認められます。
近隣には主として銅を採掘していた高倉鉱山がありますが、ここでも銅を採っていたのかもしれません。
1970年代に行われた調査では地元民にも聞き込みがなされているのですが、この鉱山の存在を知る人はいなかったそうです。
そんな超マイナーな鉱山ですから、もちろん産出量などを示すデータはあろうはずもなく。
滞水している坑道がほとんどでしたが、ここは滞水地帯の先にも坑道が伸びていました。
こちらは立坑。
土砂の流入で空間が狭まっており、侵入は無理。
一見疎水坑と思いきや、ライトで内部を照らしてみるとかなり広い空間が拡がっていました。
ほぼ水没しているので侵入は不可能。
下山時、沢の転石で珍しく純白の石英を見つけたので割ってみたら、中からキラリと光る鉱物が。
黄銅鉱と輝水鉛鉱でしょうか。
輝水鉛鉱(=モリブデン)は、葡萄山地に点在している多く鉱山共通の産出鉱物です。
狭い林道沿いには何軒か小屋がかろうじて立っているのですが、全て廃屋ばかりでした。
休耕田の跡も認められ、昔はかなり山奥で人々の生活が営まれていたことが想像されます。
ここは、今回探索した沢の最上部に位置する滝ですが、ここから先には坑口はなさそうでした。
銅の二次鉱物が認められます。
近隣には主として銅を採掘していた高倉鉱山がありますが、ここでも銅を採っていたのかもしれません。
1970年代に行われた調査では地元民にも聞き込みがなされているのですが、この鉱山の存在を知る人はいなかったそうです。
そんな超マイナーな鉱山ですから、もちろん産出量などを示すデータはあろうはずもなく。
滞水している坑道がほとんどでしたが、ここは滞水地帯の先にも坑道が伸びていました。
こちらは立坑。
土砂の流入で空間が狭まっており、侵入は無理。
一見疎水坑と思いきや、ライトで内部を照らしてみるとかなり広い空間が拡がっていました。
ほぼ水没しているので侵入は不可能。
下山時、沢の転石で珍しく純白の石英を見つけたので割ってみたら、中からキラリと光る鉱物が。
黄銅鉱と輝水鉛鉱でしょうか。
輝水鉛鉱(=モリブデン)は、葡萄山地に点在している多く鉱山共通の産出鉱物です。