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深戸鉱山・昭和の坑口 [鉱物 (阿賀町・深戸鉱山)]

大正時代のものと思われる(特に根拠はありませんが)二つの坑口からやや離れた場所に、一回り大きな坑口が控えていました。
見つけた時はちょっと感動。

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坑口を入ってすぐ右側に、銅の二次鉱物が露出していました。
胆礬だったと思います。

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なんと、この坑道にはトロッコが走っていたようで、枕木が敷かれていました。

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ここには写っていませんが、金属製のレールが残存しているところもありました。
この規格の坑道は多分昭和のものでしょう。

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どのくらい歩いただろう?
50m前後だと思うのですが、その先は落盤で進めませんでした。

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途中、立坑が左側に顔を覗かせていたり・・・(ここにはレールが写っています)。

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大きな立坑です。
これは深い・・・
坑木もレールも浮いているので、ぎりぎりまで接近できません。
両腕を伸ばして撮っています。

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こちらはレンズを真上に向けて写しています。
ところどころ、上の方も採掘されていました。

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こちらは中間地点の辺り。
この坑道内で、最も侘び寂びを感じた場所。

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こんなに大きな立坑があるならば、どこかに出口があるかもと思い、ごくごく狭い谷地形を下っていったら坑口が現れました。
ほとんど塞がっていますが、標高差にして約20m、さっきの立坑に繋がっている可能性は十分にあります。
今となっては確かめようもないけど。

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この鉱山はかなり広範囲にズリ、ないしはズリっぽいガレ場が見られ、このようなミリ単位の水晶が一定の割合で見られました。
これと同じ産状は、草倉銅山の上部でもよく見かけます。




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