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豪雨直後の乱舞 [ホタル (新発田市)]

7月1日、下越では広い範囲でバケツを引っくり返したような雨になりました。
自宅の近くの用水路も、水が溢れ出す寸前まで水かさが増えました。
しかし、夕方ほぼ雨が上がったので、このような豪雨の直後でもホタルは見られるのかどうか~を確かめたいという思いもあり、昨日の場所~新発田市の秘境的田んぼ~を訪れました。
正確に言うと、標高は同じなんですが、小さな尾根ひとつ隔てた隣の田んぼ。
こちらは農道の道幅が狭く、軽限定。
また、昨日の場所よりひとつひとつの田んぼの面積も狭く(おそらく圃場整備は入っていない)、松岡の田んぼが消失した今、最も好きな棚田エリアなのです。

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現地に着いた直後の風景。
雨はほぼ上がりました。
気温はやや低めで、20度あるかないかといったところ。
大雨の影響は感じられず、いつもと同じ風景が拡がっています。

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ホタルがどこにより多く飛ぶのかはわからないので、ビジュアル的に美しいなと感じたところへカメラを向けました。
もっとも、この田んぼはもう15年以上通い詰めていますが、この田んぼで今まで見てきた中で最も数が多かったです。全域乱舞。
標高150~170mの辺りがピークを迎えており、しかしながら写真右手の最奥部・170~175mのホタルはまだこれからでしょうか。
撮影中この広大な田んぼをあっちの農道、こっちの農道とあちこち歩いてみるのですが、ほぼ全ての田んぼで主としてヘイケが乱舞していることを発見。
林との境に最も密集して見られ、そこではゲンジもそれなりにいました。
10倍の双眼鏡を持ってきていたので遠くの田んぼや林を観察すると、やはりどこにでもいる感じです。
そして、どこも数が多い!

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カメラは1台しか使う予定はなかったのですが、あまりにすごいのでもう1台取り出し、そそくさとあぜ道にヘイケが群れている所に設置。
でも、ちょっと構図がいけてないですね。
中央の赤い花はユリ。

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そして今回、まだ探索したことのなかった中間部右奥の田んぼへ足を踏み入れました。
この日は写真は二の次で、できるだけこの広大な田園地帯を隅から隅まで歩いてみて、ホタルの生息状況を確かめることを優先させたのでこちら側にも来てみた次第。
最初休耕田地帯を通過するのですが、その奥に小さな田んぼが忽然として現れ、既に21時半になろうとしていたのですが、5~6匹のゲンジがまったりと飛んでいました(こちらはヘイケはいなかった)。
農道は踏み跡となってさらに奥へ続いていたけど、そこから先は野生の王国といった風情。
いったん車の所に引き返し、並行して丘の上の方へ伸びている農道を探索。
上の写真はそこから撮ったものです。
この一帯は全く除草剤が使われていないようで、どこも草の勢いがすごい。
一応最低限の草刈りはされているけど、長靴でない普通の靴で歩くとたちまちびしょ濡れになります。
村上の山間部だったら、こんなところを歩けばヤマビルがたくさん靴の中に侵入してくるのだけど、こちらはそんなこともなく。
念の為、靴を履き替える際靴下も脱いでみたけれど、何も付着していなかったので胸をなでおろしました。
こちらの新しいエリアは結構地形が複雑なので、構図の自由度も高いです。
新しい遊び場を見つけた気分。
明日も冒険?に来てみます。



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