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雨の舞踏会 [ホタル (新発田市)]

いよいよ梅雨期の雨も本番、各地で記録的な豪雨を記録する時期になってきました。
6日は夕方近くになって、下越地方の天気予報が少しだけいい方に変わってきました。
昼間の段階ではあきらめていたのですが、20~21時にかけては雨が上がるような気がしたのでおっとり刀で7月1日の記事の場所へ駆けつけた次第。
その時のブログ2枚目の写真の田んぼがこの田園地帯の最奥部の田んぼなのですが、この日もこの田んぼにホタルが最も多くいました。
あれから日にちがたっているし、小雨プラスアルファの降雨の中、どれだけ現れるか不安でしたが、予想以上にたくさん出現。
というか、かなり早い時間~19時45分頃~からヘイケがまず光り始め、田んぼの背後の杉林の表面を行き交うようになりました。
雨は徐々に弱まり、この日も奇跡的に20時20分にはほぼ上がりました。
その後は21時まで5分ごとに振ったりやんだりを繰り返しましたが、雨量は少なく、ホタルたちも終始活発に飛び回っていました。

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EOS 80D + SIGMA 24mm F1.4 DG art (共通)

ほぼ乱舞といってよいでしょう。
撮影中100~200m下手の田んぼの状況を確認しましたが、ここが一番多かったです。
それにしても、田んぼのあぜ道に巣穴があるのか、そこからホタルが湧き出てくる様子は写真に撮るとよくわかります。
しかし、この写真を見ると木の中程にもそのようにヘイケが湧いている箇所がありますが、これはどういう現象なのでしょうか?
クワガタのように、木の太い幹の中に産卵している個体もあるのかな?
もっとも、こういう状況は珍しくなく、たまにお目にかかることがあるのですが、未だにその仕組というか、理由がわかりません。不思議です。
ほどなく、道路を挟んで向かい側にある、やはりもう一つの最奥部の田んぼにもかなりの数のゲンジが飛んでいることを発見。
そこは前回はほとんどホタルが見られなかった場所なのですが、それは多分時期尚早だったからでしょう。
過去のデータからするとこの辺一帯は7月上旬のポイントなので、これからピークを迎えるのかなと思うのです。
最初の場所での乱舞はずっと続いていましたが、30分経過した後にこちらへ移動。

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昨日が満月だったわけですが、雲が低く垂れて込めているため思ったより明るくならず、ISOの設定を少し誤りました。ちょっと失敗。
もともとこの場所は光害もなく暗いので、今日みたいな天気の時は新月期と同じISOに設定すべきでした。
撮影中はそれほど気にならなかったのですが、増感して現像してみると、電気柵の赤い照明が目立ちます。
照明が背後の林をほんのりと赤く染めているのもわかるようになり、この点は少し残念でした。
連日の夜のホタル鑑賞でさすがにグロッキー気味なので、21時には撤収。
3年前まではこんな雨の日は撮影には行く気がしなかったです。
しかし、おととしあたりから土砂降りにならない限り、極力毎日現場へ行くように心がけてきました。
そして、多くのことを学び、新たな楽しみを発見しました。
ひとつ確実に言えることは、彼らは雨の日が大好きです。
少なくともピーカンの天気よりは。
ライトシャワー程度でしたらいつもより活性化することが多く、思いがけぬ乱舞に直面することもあります。
かくしてぼくも、小雨限定ではありますが、雨の日が結構好きになりました。



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