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精霊の森へ [ヒメボタル 2020 (下越)]

本当は惑星直列が起きた7月4日に行きたかったけど、悪天候でその日は断念。
5日も小雨が予想されたけど、月曜も火曜も天気はさらに悪化しそうなので、思い切って行ってみました。
場所は、今季初めての標高400m近くある”精霊の森”。

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到着したのが遅く、試写する余裕もなく、エイヤッと決めた構図で本番に突入。
こないだヤマビルに遭遇したので、このような雨天時は過去ヤマビルに出会ったことのないこの森でもひょっとしたら会うかもなあ、と現場に着くまでは戦々恐々でした。
しかし、やはりこの森は波動が高い。
農道から道なき道を60mくらい歩いてここにたどり着くのですが、現地へ着くと不思議とヤマビルへの恐怖は消えました。
なんと言うか、いる気がしない。
この森は猿も熊もいません。
ケモノの気配を感じたことが過去一度もないのです、もちろんこの日も。

例年より下草が高かったのでこの写真ではわかりにくいですが、テラス上の斜面から谷間を見下ろすように撮っています。
谷の中央を左右に小沢が流れていますが、水面は見えません。
左側の大木がこの森の主。
ここは下越では珍しい広葉樹林帯のポイントで、杉林より月光が入りにくく、満月でも曇りの場合だったらそれほど明るくなりません。
頭上を密に広葉樹の葉っぱが覆っているので、小雨ぐらいだったら十分撮影できるし(もちろん雨具は必要ですが)、ホタルたちの活動にも影響はないように思われます。

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EOS 6DMark II 改 + EF16-35mm F2.8L III USM (32mm)

総露出時間約43分。
光り始めは思ったより早く、19時42分。
45分頃からあちこちで光り始め、50分から撮影開始。
標高があるし気温も低めだったためどうかなと思ったのですが、やはり毎年同じ時期にヒメボタルは発生するようです。
ピーク時の1/4~1/3程度でしたが、小雨降り止まぬ中、思ったより現れてくれました。
しかし引けは早く、20時20分を回ると8割減。
その頃にはほぼ雨は上がったのですが、ホタルの数が増えることはありませんでした。
さらに20時30分には9.5割減といった感じで、視界からホタルの光が消えたので40分に撤収。
森の外へ出てみると、いつもはヘイケやゲンジの姿が見られるポイントでもそれらのホタルは皆無。
祝祭は終わった、そう感じました。



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