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The Day [ヒメボタル 2023 (下越)]

毎年6月末~7月頭にかけて乱舞が見られる、ヒメボタルの数少ない聖地での記録です。
まず、6月23日。
まだちょっと早いかなと思いつつ、ホタル好きなファミリーを連れて行ったけど、やはり早かった。
飛翔数ゼロ。
次に行ったのが6月27日。

EOSR7651_7811p1.jpg

総露出時間50分

ヒメボタルは一応現れたことは現れたけど、数は少なかったし、引けも早かったです。
それでも、昨年8月の豪雨にも関わらず、今年も現れてくれたことに感謝。

IMGR1830_1855pp.jpg

総露出時間6分

そして6月29日。
光り始めはなんと19時42分!
そして、50分過ぎには乱舞の序章が始まりました。
上の写真は19時54分~20時00分までの比較明合成です。
早い時間帯なのでホタルの軌跡はうっすらとしか写っていませんが、肉眼では十分楽しめました。

IMGR1856_2136p.jpg

総露出時間1時間35分

曇ってはいたものの、半月~満月の中間ぐらいの月が頭上には隠れています。
雲の厚さが時折変化したのですが、林内の明るさが極端に上下するため、ホタルの軌跡が白飛びする場合もありました。
一番奥にホタルが群れていますが、この伐採道はヤマビルがいるので入っていくのに躊躇します。
長靴履いて忌避剤塗っていけば大丈夫なのだけど、ここからで十分です。

EOSR7832_8119p.jpg

総露出時間1時間40分

もう1台のカメラはお気に入りの大斜面へ向けました。
まだ波があり、ピーク時の8割程度しか現れていなかった様子。
もっとも、これがMAXで、その差2割は昨年の豪雨の影響であることも考えられますが。






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祭りの日 [ヒメボタル 2023 (下越)]

6月26日のことです。
ここの林は昨年初めて訪れ、昨年は3回、今年はつい先日1回の、計4回訪れています。
林の入口に地図に載ってない古い木の鳥居があり、その奥には御神体と思われる縦長の岩と小さな石の祠が設置されています。
いつもここへ来る度に手を合わせていくのですが、この日はいつになく長いこと両手を合わせ、佇んでいました。
ある瞬間、眉間にルーシュと思われるほのかな光が飛び込んできて、メッセージを受け取りました。
どうやらその岩に宿っているのは磐長姫命(イワナガヒメ)のようで、彼女が言うには今夜ここで祭礼が行われると。
近隣のヒメボタルたちが集まってくるので、ぜひ見学していきなさいとのことでした。
実はまだ鳥居の前にカメラを構えたことはありません。
そもそもその辺りはほとんどホタルの姿を見ないからです。
さて、この日はどうだったでしょうか。

EOSR7271_7642p1.jpg

総露出時間約1時間40分

26日はちょうど半月。
一番フシギだったのはホタルが多く現れたことではなく、終始月光が全く差し込まなかったこと。
奥の御神体を中心に、盆踊りでも舞っているのでしょうか。
ゆるやかな踊りの輪は途切れることなく、深夜まで続きました。

IMGR1526_1822bp.jpg

総露出時間約1時間10分

もう1台のカメラは、普段あまり行ったことのない奥の林の開けた部分に設置。
月明かりに思い切り照らされそうな地形だったのですが、こちらも割と早い時間に月光が差し込まなくなりました。

IMGR1526_1822pp.jpg

さっきのは前撮り画像なしで仕上げた写真、こちらは定石通り前撮りありで仕上げた写真。
どっちがいいか決められないので、両方掲載。




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さらなる未知の坑口群 [鉱物 (阿賀町・三川鉱山)]

Kさん、Jさん、S君、事務連絡です笑
さらなる複数の坑口を発見しました。
今回のが最も大きく、坑口直下のズリの規模も大きかったです。

IMG_1196.jpg
谷間はズリで埋め尽くされており、この先に坑口が控えているに違いないと判断。
標高差で60mほど登っていきました。

IMG_1220.jpg

どんどん傾斜が増していき、巻き気味に登らないといけない箇所も出てきました。
そして、この坑口が出現。
半ば埋没していますが、隙間から中の様子を伺うことができました。

IMG_1227.jpg

水平坑道です。
スッと伸びています。
しかし入口が狭く、這いつくばっても侵入は無理です。

IMG_1199.jpg

そこから5m先で待望の本坑口が出現。
これは大きい・・・

IMG_1201.jpg

天井は高く、上部も掘られています。
しかし前方にプールがあり、水の透明度が悪いため水深はわかりませんが、かなり深いと思います。
この先はゆるやかな上り勾配となり、左にカーブしています。
行きたいけど、このプールを乗り越えないと先へは進めません。
今回は断念。

IMG_1208.jpg

50cmはありそうに感じました。

IMG_1206.jpg

わかりにくいのですが、上の階層の一部です。

IMG_1211.jpg

入口付近の壁はあちこちに石英脈が露出していました。

IMG_1215.jpg

この坑口のすぐ左側にも坑口が隠れているっぽい暗がりが見えるのですが、葉っぱが邪魔。
かといって足元が悪いため角度を変えることもできず、指を咥えて眺めるだけ。
ズリは石英系の石が多かったので、丹念に見ていけばこれはと思えるような結晶に出会えるかもしれません。


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木漏れ日舞うヒメボタル [ヒメボタル 2023 (下越)]

25日、前日に引き続き、もう一つの全く新規の場所へ来てみました。

EOSR7176.jpg

山あり谷ありの地形なのですが、どうしても谷へカメラを向けてしまいます。

EOSR7178_7252p.jpg

総露出時間約30分

ホタル君、目の前を横切ってくれてありがとう!
なんか今日出てきたばかりのような気がする・・・
山側の、ちょっと開けたた斜面では10匹前後飛び交っていました。
ビジュル的にとても美しい谷間で、気に入りました。
また来年。


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初めましてのヒメボタル [ヒメボタル 2023 (下越)]

まだあまり探索したことのない地域で、24日、初めてヒメボタルの姿を見ることができました。

IMGR1255.jpg

その日の午後下見したら、あまりに美しい風景だったのでついつい来てしまいました。
扇形に谷間が拡がっている地形なのだけど、どうしても沢筋にカメラを向けてしまいます。
沢が好きなんです。
これなら昨年8月の豪雨の影響もないだろうし、期待が高まります。

IMGR1292_1381p.jpg

総露出時間約35分

うっかりして最初の10分間、レンズフードをしたまま撮影を始めてしまいました。
その間2匹ほど正面を飛んでくれたのだけど、こんなものです。
一応生息は確認したけど、数的には少なかった。
標高から判断するとこれから上り調子になると思われますが、ホタルが現れたのもほんの一角だけ。

EOSR7091_7175p.jpg

総露出時間約30分

もう一台のカメラの前は15分過ぎても全然飛ばなかったので、途中でこのエリアで最もピカピカしていた場所へ設置し直し。
三日月の月明かりが徐々に差し込んできて、それはそれで肉眼で見ると幻想的でした。
20時35分を過ぎると森から黄金色の光が消えました。
やはりヒメボタルは発生したばかりだったのか?




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ヒメボタル前線北上す [ヒメボタル 2023 (下越)]

一度乱舞を見た場所は、原則として以降撮影を控えるようにしています。
なので22日は今期初の、ちょっとだけ標高の高いエリアに行ってみました。

EOSR6822_7053p.jpg

総露出時間70分

昨年初めて見つけた場所なのですが、昨年は3回通い詰めました。
そのときのピーク時の、半分くらいは現れてくれました。
三脚を半分くらい低くし、低アングルでの撮影。

IMGR1068_1252p.jpg

総露出時間60分

もう一台のカメラは竹林に構えたのですが、普通にアイレベルに構えたにも関わらず、肉眼で見てもかなり上の方を飛び交っていたようです。これは予想外。
他の竹藪でも当てはまる傾向なのか、今後確かめてみなければ。
終始小雨が降っていましたが、ホタルたちにとっては恵みの雨だったと思います。
明日以降、活発化するのでは?


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未知の坑口群 [鉱物 (阿賀町・三川鉱山)]

ぼくの石友にはラインやSNSをやっていない方もいるので、それらの人向けに記事を書きます。
WKさん、読んでね。
最近2週間で計4回の調査レポートです。
まずは、MA坑周辺の坑口から。
下からいきます。

IMG_1039a.jpg

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奥行き約15mで終わっていたので、試掘坑でしょうか。
奥に一升瓶が転がっていました。

IMG_1057.jpg

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これこそ本坑と思いきや、こちらも10mくらいで閉塞。
こちらには割れたビール瓶が一本転がっていました。

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こちらが本坑でした。
しかし完全崩落状態。

IMG_1174ma.jpg

こちらは一番上の坑口。
斜坑状態ですが、なんとか潜り込めました。

IMG_1164ma.jpg

この洞窟の主がこちらめがけて飛んできました。
偶然写ったものです。
残念ながら旧坑だったようで、7~8m先で閉塞していました。
次にHO坑周辺。

IMG_1144.jpg

一番上の坑口から。

IMG_1150.jpg

こちらも奥行きがなかったです。
江戸時代末か明治時代前半の旧坑ですね。

IMG_1174ma.jpg

別な坑口。
入口は3~4mの高さがあり、一見立坑かと思われました。

IMG_1164ma.jpg

こちらも奥行きが7~8mしかなく、旧坑確定。
洞窟の主がこちらに向かって飛んできました。

IMG_1072.jpg

これらの坑口に至るには、沢からのアプローチとなります。
高巻きが必要な箇所は現れず、標高差で100m上まで登っていけました。

IMG_1076.jpg

最初に訪れた時、かなり上の方で割れ目にチビ紫水晶が群生している岩を見つけたのだけど、2回目に行った時はハンマー片手に物欲むき出しで行ったのが悪かったのか、見つけることができませんでした。

IMG_1161.jpg

こういう無色の結晶はたまに見かけましたが、色付きのものはレアですね。







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ショータイム! [ヒメボタル 2023 (下越)]

EOSR6595_6821p.jpg

総露出時間約1時間

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総露出時間約1時間10分

撮影日はいずれも6月20日。
今年の”運”を使い果たしたような気がしてなりません。


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ホタルの川の出現 [ヒメボタル 2023 (下越)]

昨日と同じ場所へ馳せ参じました。
面積がとても広く、まだまだ未知のポイントがいっぱい。
昨日とは違う場所で撮ってみたくて、やや奥の林にセッティング。

EOSR6353_6562p.jpg

あとで知ったのですが、どうもこのホタルの川は15mくらい先で林道を横切っているような・・・
ということは、その辺りの林道でカメラを構えたらもっとレンズの近くを飛んでくれたかも。
ヒメボタル写真、あるあるですね。
(総露出時間は2枚とも約50分)

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19日は前日に比べ気温・湿度共に低く、ホタルは3割減といったところ。
それでも十分すぎるくらい華麗な黄色い光の競演があちこちで見られ、至福のひとときを過ごすことができました。

IMGR0799_0813p.jpg

あまりに透明度の高い空だったのでこのまま帰宅するのはもったいなく、帰りに星景写真を1枚撮りました(固定撮影)。
時刻は22時を回っており、気温は16度くらい?
この川は盛期にはゲンジで埋め尽くされるのですが、1~2匹見かけたのみ。
今年初の天の川、とても感動したのはいいのですが、やはり光害は最近3~4年の間にも確実に増してきているような気がします。
画像処理してみるととにかくLED由来の被りがひどく、補正せずには正視できないおかしな色合いになりました。


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ヒメボタルたちが生きていた [ヒメボタル 2023 (下越)]

昨年8月の豪雨は、それそれは激しいものでした。
ぼくが新潟県北部の山間部へ星やホタルを撮りに行くようになってかれこれ20年が経過したけど、その間何度も災害級の大雨に同地は見舞われましたが、ここまで地形が変わり果てたことはありませんでした。
ホタルシーズンの直前にあちこち下見したのですが、それでもほとんど変化が認められない場所もあり、そういうところは大丈夫ではないかと。
最近10日間は主として新発田の山間でゲンジボタルを追いかけていましたが、ゲンジたちは一応例年通り現れてくれました。
さて、森の妖精たちはどうでしょうか?

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昨年もシーズン初めに訪れた森へ。
最初の1匹が視界に飛び込んできたときの感動と言ったらありません。
まだシーズン序盤なので、これからもっともっと増えるでしょう。
自然の営みに感謝です。


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