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雨上がりの渓流にて [ホタル (阿賀町)]

どちらかというと、ホタルが田んぼを飛び交う風景より、川、特に渓流をホタルが飛び交う風景の方が好きかもしれません。
近年田んぼの姿が激変しており、ぼくの記憶にある古き良き時代の田んぼを見つけることは、少なくとも新潟県下越地方においては困難になりました。
もちろん河川だってほとんどのそれが護岸工事されているし、ナチュラルなままの景観を保っているのはその流域のごく一部にすぎなくなりましたが。
そんなこんなで、田んぼのポイントは河川のポイント以上に年々減る一方。
気がついてみると、川に生息するホタルを撮る機会のほうが多くなってきた次第。
24日、こないだの友人ファミリーを連れて、とっておきの渓流ポイントへ(阿賀町T川上流)。

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総露出時間約18分。
夕方から新発田市内はにわか雨となり、一時は行くのをやめようかと思いましたが、現地へ着く頃には雨が上がると予想。
遅かれ早かれ雨雲が去り、曇りになるのはハッキリしていたので意を決して小雨が降る中を出発。
結局直感どおりに事は運び、現地へ着いた瞬間に雨が上がりました。
そんなわけで、絶好の状況でゴールデンタイムに突入。
ここは標高が200mあり、本来なら6月末からのポイント。
しかし気温の高さゆえ、この時期にしてはピーク時の半分くらいではありますがゲンジボタルが現れてくれ、先日に続いてみんなで至福のひとときを過ごすことができました。
大自然に感謝。
ただし、ヘイケはまだほとんど発生しておらず(ここはヘイケが非常に多い)、まだまだこれから見頃が続くことでしょう。

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総露出時間約15分。
暗闇が増すと、ゆっくり回遊する個体が増えてきました。
この日は20時15分~25分にかけてが、数的にはピークだったようです。

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農道を隔てた山側の湿原にも多数のゲンジボタルが。
この渓流の流域でホタルが生息する範囲は300mくらいでしょうか。
隣接する湿原や田んぼにはおびただしい数のヘイケが発生するし、数少ないホタルの聖地と言えそうです。


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