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雨のホタル街道 [ヒメボタル 2020 (下越)]

12日、県北の標高380mの林道へ。
天気予報だと22時までは曇りのはずだったけど、ところどころ霧が立ち込め、20時台もひたすら小雨が降りしきる状況でした。

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EOS 6D Mark II 改 + TAMRON SP45mm F1.8 VC

林の中にはもう少しいたけど数は少なく、明らかにピークを終え、終息に向かっていることが伺えました。
いよいよ下越のヒメボタルも終盤のようです。
結果的に、おそらくこの辺も3~5日前がピークだったものと思われます。
過去5年間のデータを見ると、標高の高い山間部(おおむね400m前後)は7月10日がひとつの目安ですね。
それを過ぎると、ヒメボタルの数は一気に下降線を描くようです。
今季この林道へ来たのは初めてだったけど、こちらは例年と変わらぬ風景が見られました。
その点は一安心。
また来年もヒメボタルに出会えますように。


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渓流のホタル [ホタル (阿賀町)]

今週は所要で、どうしても新潟市を出るのが18時頃になってしまうため、村上以北へ行けません。
11日もそういうわけで、新発田市に近い阿賀町の某渓流へ。
前回は標高222mの辺りに陣取ったけど、今回はさらに上流、標高234mまで足を伸ばしました。

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総露出時間約25分

天候:霧雨時々曇り
夕方から雨もほぼ上がり、今夜も不快指数MAXのホタル日和。
一応、ホタルが一定数生息するのはこの辺りまでのようです。
ここからは道も悪路となり、両岸が狭まるため、遠目で見る限りホタルの姿はありませんでした。
やっと思い描いていた、渓流とホタルを題材にした写真を撮ることができました。

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総露出時間約35分

1枚目の場所から20mほど下手の落ち込み。
前回撮影中に目を付けておいた場所です。
ホタルの数は昨日より3割減といったところでしょうか。
昨日がどうやらピークだったようで、ここのホタルも終息に向かっているようです。

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総露出時間約23分

前回最初にカメラを構えた橋まで下ってきました。
この日は19時38分から光り始め、しかしながら静かになるのもいつもより早く、20時20分過ぎにはほとんど上流側では飛ばなくなりました。
ところがこの橋の前で車を停め、辺りを見回してみると、農道両側の田んぼでまだまだホタルが活発に舞っているではありませんか。
そういえば、7~8年前にもこういうことがあったかもしれない。
撮影開始時刻は21時ジャスト。
双眼鏡であちこち見渡してみましたが、21時過ぎになってからホタルの姿が一定数見られるのはここだけでした。
この農道は異世界に続いているのでしょうか。
橋の上に立ちすくみながら、長いこと森の方を眺めている自分がいました。






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予想外の乱舞 [ホタル (阿賀町)]

11日は趣向を変え、阿賀町のT川上流へ行ってみました。
ここは6月25日の記事の場所。
その時より200mくらい上流にかかる、小さな橋の上にカメラを構えました。

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EOS80D + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM (共通)

ここで標高約220m。
多分、ホタル前線はここまで北上しているんじゃないかな?どうかな?

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総露出時間約14分。
天候:霧雨のち曇り
予想は当たり、この橋の前後で最も多くゲンジが飛んでいるようでした。
しかしながら、右サイドの田んぼのヘイケはごくわずか。
ヘイケのピークは過ぎたのか?
光り始めはなんと19時40分。
それからあれよあれよと言う間に増え始め、19時45分撮影開始。
まさかこんなに現れるとは。
不快指数とホタルの数は比例関係にあるようです。
昨日よりさらに湿度が高く、ゴアの雨具を来ていても中はムレムレ。
この日はカメラは1台しか持ってきていなかったので、さらに上流部へ早々と移動。
この橋から先では撮ったことがなく、ホタルの有無を観察したことでさえありません。
ところがいるではありませんか!
100mほど歩いた所に落ち込みがあり、ただでさえ多い水量の川がゴーゴーとものすごい音を立てて流れています。
その辺りにホタルが密集していました。

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総露出時間約30分。
実は50分ほど撮ったのですが、全コマ重ねると光跡がうるさくなりすぎ背景がわかりにくくなってしまったので、コンポ枚数を若干減らしました。
ていうか、これでもまだうるさいですね。
もっと広角側で写せばよかったかも、と反省しきり。
手前のヤブが高く、背伸びしてやっと水面が見えるかどうかというところだったので、三脚を25cmほど伸ばしてセッティング。
しかし、高さが足りなかった。
白い水面が全く写っていない!
撮影中さらに上流側を探検したのですが、ここから60~70mくらい歩いた所にも2段の落ち込みがあり、そこにもホタルがかなり群れているのを発見。
その場所はここと違って、川が道の直下を流れているため、川の流れを全部カメラに収めることができそうです。
まだまだこの先、川沿いの林道は続くのですが、さすがにホタルが見られるのはこの辺まででした。
県北のヒメボタルの新規開拓もしたいですが、このような渓流らしい渓流に棲むゲンジのいる風景を写すほうがワクワクします。
明日土砂降りじゃなかったら、もう一度この川へ来てみたい。
落差2mの落ち込み(=滝)の上を舞うゲンジボタル。
イメージが脳裏にこびりついて離れなくなりました。


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新発田のホタルはいよいよ終盤 [ホタル (新発田市)]

9日、標高170mに位置する、新発田市山間部の棚田へ。
光り始めは19時55分と、いつもより遅かったです。
増え方も急にではなく、緩やかな曲線を描いて徐々に20時15分にかけて増えてきました。
しかし、発光頭数は確実に1週間前より減っており、いよいよ終盤戦といった雰囲気。

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真っ暗な森の中でヒメボタルを見るのもいいですが、どちらかというとこのような開放的な地形でヘイケやゲンジを鑑賞するほうが好きです。
さて、今日はどこにどれくらい現れるでしょう?

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昨年同様、やはりラストはこの辺りでした。
ここから上手にも川や原野は続きますが、ホタルが多く飛んでいるのはここが上限。
総露出時間約50分なので、総数はそれほど多くないことがお分かり頂けるでしょう。

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こちらも総露出時間約50分。
右側の木のさらに右手の茂みには、もっと多くのヘイケがいたのですが・・・
21時になってもそれほど減少せず、ホタルたちにとってもおそらく最後のパーティーは静かに続いていったのでした。



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15分間の乱舞 [ホタル (新発田市)]

7月7日、前日より天気は悪かったけど、なんとかなるさ精神で最近通い詰めている、標高170m前後に位置する新発田の山間部のお気に入りの田んぼへ。
最初から雨具を着込んでしとしと雨が降る中、まずは場所選び。

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去年は正面の沢に面した林に多数のゲンジが舞いました。
しかし、手前の赤いビニール袋が気になる・・・

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農道をはさんで反対側の田んぼは、例年ヘイケの乱舞が見られる場所。
しかし、今日みたいな日はどうかな?
悩みます。

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結局、場所を決められないまま19時45分を迎えました。
これを過ぎると、背景の画像を撮るにはやや暗くなりすぎ、色乗りが悪くなります。
従って、19時40分までには場所を決め、背景画像を撮っておくのが理想。
しかし、予想外の場所~想定より20mほど上手の田んぼ~でヘイケの乱舞が始まりました。
19時55分、急遽ここへ三脚を移動させて撮影開始。
この日も19時47~8分頃から一斉に飛び始め、20時15分までがピーク。
それを過ぎると一気に減り、20時25分過ぎにはほとんど田んぼも隣接する林も静かになりました。
折しも20時30分頃からいったんは止んでいた雨が降り始め、どんどん雨脚が強まる一方だったので、20時40分撤収。
この縦長の棚田地帯では、ホタル前線はいよいよ最上部に移動してきました。
今週後半くもりの日があれば、ラスト新発田ホタルとして来てみようと思います。




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境川(五頭山系)の石英 [鉱物(新発田市)]

新潟県民に広く親しまれている五頭連峰は、松平山(954)から北には縦走路がありません。
松平山のすぐ北に位置する金鉢山(888)は従って登山道がないため、無雪期に登頂した記録は見当たりません。
沢登りに関しても、五頭のほとんどの沢は遡行記録があるけれど、金鉢山周辺の沢は釣り師が入ることはあるんだろうけど、完全な遡行記録は皆無。
沢を詰めても登山道がないため、これは仕方ありませんが。
従って、金鉢山東麓に源を発する境川には以前からいろいろな意味で関心を抱いてきました。
金鉢山東麓にはもう1本、夏井川がありますが、こちらは上流部にかけて砂防堰堤が7つほど作られているので対象外。
川の名前を調べるにあたっては、「川の名前を調べる地図」というサイトを利用しました。
阿賀町や阿賀野市管内の五頭連峰の沢でしたら、”五頭連峰 山岳観光マップ”に詳述されているのですが、新発田市側の沢については他に資料もなく。

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中々山から剣竜峡に抜ける林道の、中々山側ゲート手前を流れているのが境川。
そこから川に沿って林道が伸びているのですが、すぐ車止めがあるためここから歩き始めます。
10数分歩くと小さな石橋を渡ります。
ここから先は急に道が踏み跡程度になり、100mも歩かないうちにヤブに消えていますので、地図の破線はもう痕跡がないと思って下さい。
リンクを貼ったサイトでは支流名まで記載されていなかったので、どれが本流だかわかりません。
水量から判断すると、多分破線が続いている沢が境川の本流だと思うのですが。
連日の降雨で水量が多かったので、やや水量が少ない水色部分の沢に入渓しました。
目的は鉱物探し。
五頭でよく見かける桃色の花崗岩地帯がひたすら続きます。
記録の全くない川を歩くのはワクワクします。
釣り師や山菜採りの人が歩いているのか、この沢にはかすかに踏み跡が右岸に付いていましたが、堰堤もなく、本来の大自然を満喫することができるのです。

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女性的な渓相が続きます。
今回は様子見ということで、水色部分しか遡行していないのですが、途中大きな倒木が何本か現れたのみで、高巻きする必要ななかったです。

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入渓してすぐ、石英が多いことに気づきました。
自形結晶こそ見当たらないものの、これは面白い!
このように色のきれいな石も多く、丹念に河原の石をチェックしていたら時間を食ってしまったので、いくらも遡行しないうちにUターンせざるを得なくなりました。

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例えばこの写真の石英の小石は、全部半径1.5m以内の範囲から見つけたものばかりです。
研磨したら水石として通用しそうな原石もあったし、今度は左岸側の等高線がもっと密になる辺り、標高340~350m付近まで歩いてみようと思います。
幸いヤマビルがいないようなので、アブが発生する前にもう一度来てみたい。

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林道のゲート前から境川沿いの小道に入り、100mほど歩いたあたりの山林。
先日、ゲート手前の田んぼでホタルの写真を撮っている間、この小道を200mほど歩いてみたのです。
ひょっとしたらヒメボタルがいるのではないかとの、淡い期待を抱いて。
沢沿いの道なので、ヘイケとゲンジは数は少ないながらもいました。
時折、ヒメボタルまがいの点滅パターンを示すホタルがいたので、念の為カメラを設置し、15分ほど放置プレイ。
帰宅してから分析してみると、ぱっと見の光跡は似ているのですが、やはり微妙にヒメボタルのそれより間延びしています。
色もそれほどイエローが強くないし、ヒメボタルではないと結論。
尚、手前のややグリーンがかっている光はクロマドボタルのそれです。
こいつの存在にはすぐに気づきました。
他にもクロマドボタルは道端の草むらに数匹いましたが、このホタルは結構山奥にもいますね。
この小道のもっと奥の杉林も、実は昨日だったか一昨日だったか、撮影中に訪れてみたんです。
雰囲気的には最高でした。
しかし、ゴールデンタイムの時間帯(20~21時)だったけど、ヒメボタルの姿は皆無。
ただ、村上以北のヒメボタルは他のホタル同様1950あたりから2100にかけて活動しますが、阿賀町あたりだと21時台には全く光らず、あくまで光り始めるのは22時以降であり、それから1時間がピークとのこと。
いわゆる深夜型のようです。
新発田や胎内、関川の山間部のどこかにヒメボタルがいると仮定して、ここのヒメボタルの活動時間帯が深夜型であったのなら、ぼくの今までの調査は意味をなさなくなります。
どうか深夜型でないように。










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雨の舞踏会 [ホタル (新発田市)]

いよいよ梅雨期の雨も本番、各地で記録的な豪雨を記録する時期になってきました。
6日は夕方近くになって、下越地方の天気予報が少しだけいい方に変わってきました。
昼間の段階ではあきらめていたのですが、20~21時にかけては雨が上がるような気がしたのでおっとり刀で7月1日の記事の場所へ駆けつけた次第。
その時のブログ2枚目の写真の田んぼがこの田園地帯の最奥部の田んぼなのですが、この日もこの田んぼにホタルが最も多くいました。
あれから日にちがたっているし、小雨プラスアルファの降雨の中、どれだけ現れるか不安でしたが、予想以上にたくさん出現。
というか、かなり早い時間~19時45分頃~からヘイケがまず光り始め、田んぼの背後の杉林の表面を行き交うようになりました。
雨は徐々に弱まり、この日も奇跡的に20時20分にはほぼ上がりました。
その後は21時まで5分ごとに振ったりやんだりを繰り返しましたが、雨量は少なく、ホタルたちも終始活発に飛び回っていました。

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EOS 80D + SIGMA 24mm F1.4 DG art (共通)

ほぼ乱舞といってよいでしょう。
撮影中100~200m下手の田んぼの状況を確認しましたが、ここが一番多かったです。
それにしても、田んぼのあぜ道に巣穴があるのか、そこからホタルが湧き出てくる様子は写真に撮るとよくわかります。
しかし、この写真を見ると木の中程にもそのようにヘイケが湧いている箇所がありますが、これはどういう現象なのでしょうか?
クワガタのように、木の太い幹の中に産卵している個体もあるのかな?
もっとも、こういう状況は珍しくなく、たまにお目にかかることがあるのですが、未だにその仕組というか、理由がわかりません。不思議です。
ほどなく、道路を挟んで向かい側にある、やはりもう一つの最奥部の田んぼにもかなりの数のゲンジが飛んでいることを発見。
そこは前回はほとんどホタルが見られなかった場所なのですが、それは多分時期尚早だったからでしょう。
過去のデータからするとこの辺一帯は7月上旬のポイントなので、これからピークを迎えるのかなと思うのです。
最初の場所での乱舞はずっと続いていましたが、30分経過した後にこちらへ移動。

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昨日が満月だったわけですが、雲が低く垂れて込めているため思ったより明るくならず、ISOの設定を少し誤りました。ちょっと失敗。
もともとこの場所は光害もなく暗いので、今日みたいな天気の時は新月期と同じISOに設定すべきでした。
撮影中はそれほど気にならなかったのですが、増感して現像してみると、電気柵の赤い照明が目立ちます。
照明が背後の林をほんのりと赤く染めているのもわかるようになり、この点は少し残念でした。
連日の夜のホタル鑑賞でさすがにグロッキー気味なので、21時には撤収。
3年前まではこんな雨の日は撮影には行く気がしなかったです。
しかし、おととしあたりから土砂降りにならない限り、極力毎日現場へ行くように心がけてきました。
そして、多くのことを学び、新たな楽しみを発見しました。
ひとつ確実に言えることは、彼らは雨の日が大好きです。
少なくともピーカンの天気よりは。
ライトシャワー程度でしたらいつもより活性化することが多く、思いがけぬ乱舞に直面することもあります。
かくしてぼくも、小雨限定ではありますが、雨の日が結構好きになりました。



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精霊の森へ [ヒメボタル 2020 (下越)]

本当は惑星直列が起きた7月4日に行きたかったけど、悪天候でその日は断念。
5日も小雨が予想されたけど、月曜も火曜も天気はさらに悪化しそうなので、思い切って行ってみました。
場所は、今季初めての標高400m近くある”精霊の森”。

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到着したのが遅く、試写する余裕もなく、エイヤッと決めた構図で本番に突入。
こないだヤマビルに遭遇したので、このような雨天時は過去ヤマビルに出会ったことのないこの森でもひょっとしたら会うかもなあ、と現場に着くまでは戦々恐々でした。
しかし、やはりこの森は波動が高い。
農道から道なき道を60mくらい歩いてここにたどり着くのですが、現地へ着くと不思議とヤマビルへの恐怖は消えました。
なんと言うか、いる気がしない。
この森は猿も熊もいません。
ケモノの気配を感じたことが過去一度もないのです、もちろんこの日も。

例年より下草が高かったのでこの写真ではわかりにくいですが、テラス上の斜面から谷間を見下ろすように撮っています。
谷の中央を左右に小沢が流れていますが、水面は見えません。
左側の大木がこの森の主。
ここは下越では珍しい広葉樹林帯のポイントで、杉林より月光が入りにくく、満月でも曇りの場合だったらそれほど明るくなりません。
頭上を密に広葉樹の葉っぱが覆っているので、小雨ぐらいだったら十分撮影できるし(もちろん雨具は必要ですが)、ホタルたちの活動にも影響はないように思われます。

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EOS 6DMark II 改 + EF16-35mm F2.8L III USM (32mm)

総露出時間約43分。
光り始めは思ったより早く、19時42分。
45分頃からあちこちで光り始め、50分から撮影開始。
標高があるし気温も低めだったためどうかなと思ったのですが、やはり毎年同じ時期にヒメボタルは発生するようです。
ピーク時の1/4~1/3程度でしたが、小雨降り止まぬ中、思ったより現れてくれました。
しかし引けは早く、20時20分を回ると8割減。
その頃にはほぼ雨は上がったのですが、ホタルの数が増えることはありませんでした。
さらに20時30分には9.5割減といった感じで、視界からホタルの光が消えたので40分に撤収。
森の外へ出てみると、いつもはヘイケやゲンジの姿が見られるポイントでもそれらのホタルは皆無。
祝祭は終わった、そう感じました。



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原野の奥へ [ホタル (新発田市)]

3日、昨日おとといと2日連続で訪れた広大な山間部の田んぼエリアの中間部右側~まだ下見を済ませただけ~のエリアへ行ってみました。
ところが風が強く、ちょうど農道が伸びている方向に沿って後方から吹いてくるため逃げようがない、ホタルたちも飛んでくれません。

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総露出時間約18分

ここは農道の分岐から120mほど入ったところ。標高160m。
前回最後に立ち寄った際、とても多くのゲンジが遅い時間まで舞っていた場所なのだけど、この日は発光している頭数そのものが激減していました。
やはりおとといがピークで、そのあとは一気に下降線を辿っているようです。

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総露出時間約2分

1枚目の撮影中、奥へと歩いてみたら、さらに100m歩くと風がやんでいることに気づきました。
で、そこへ移動。
数もやや増えましたが、さらに上手に多く飛んでいる様子。

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総露出時間約17分

今回新たに開拓した農道エリアの最奥部には、田んぼでなく小さな畑があったのでした。
農道分岐から約500mくらいでしょうか。
ここはそのすぐ手前の原野です。
結局、ここが最もホタルが多かった。
農道はこの先100mで消滅。
ですから総延長600mくらいあったことになります。
国土地理院の地形図記載のそれより、若干奥までありました。
途中から完全に原野といった雰囲気となり、農道の中央に伸びている草丈も40cmに達し、奥の畑の所有者も徒歩で通っているのではないかと。
その畑のあたりでも多くのホタルが飛んでいたけど、ここまで歩いてくるのは大変なのでこれが最初で最後になるかもしれません。



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今日は一服 [ホタル (新発田市)]

今日も雨がコンスタントに降っていたが、何とかなると妙な自信が芽生え、昨日の同じ場所へ向かいました。
米倉を過ぎたところで路肩に車を停め、ラインをチェック。
Tomさんからの着信です。
これから出撃します、と書いてあったので、念の為ぼくも昨日と同じ場所へ行く旨を書いて送信。
そしたら、その20秒後に背後から白い車が速度を緩めながら前方へ停車、大柄な男性が車を降りるのが目に入りました。
Tomさんでした。
おお、テレパシーが通じた!
昨日と違ってなかなか雨はやまなかったし、気温もさらに下がりました。
しかし、なんとか20時10分くらいには雨が上がり、撮影開始。

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上部の田んぼですが、サッパリです。
雨と低温が影響しているのでしょう。
それに、昨日が爆発的な乱舞だったので、今日は休養日と決めているのかもしれません。
なかなか2日連続で乱舞というのはないものです。

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昨日もっともホタルが群れていた、道路をはさんで向かい側の林の際の田んぼへもう1台のカメラを放置。
しかし、こちら側もサッパリ。
それでも雨上がりの風景のしっとり感はたまりません。
久々に会ったTomさんとのおしゃべりも楽しく、あっという間の1時間でした。

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帰りに、ぼくだけ昨日最後に立ち寄った中間部の田んぼへちょっとだけ行ってみました。
こちらも昨日より数は大幅に減っているけど、それでもピンポイントでゲンジが集中している場所がありました。
水路を農道が横断している辺りです。
10分ほど撮影しているうちにこのポイントも静かになったのだけど、次回はこちら側で撮ろうと心に誓いました。


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